• Emi Igarashi / Editor

1/12/2022 Mendelssohn Octet E flat major, op. 20 (メンデルスゾーン八重奏曲、op.20、変ホ長調)


1825年10月15日、メンデルスゾーンは16歳のときに、最初の(議論の余地がないと言われている)傑作 オクテット(八重奏曲)op.20  変ホ長調を完成させた.


メンデルスゾーンは、彼の親友でありヴァイオリン教師であったエドワード・リッツ(またはエドゥアルト・リッツ、1802年10月17日ベルリンで生誕、1832年1月22日ベルリンで死没)への誕生日プレゼントとしてこの作品を書いた. 1年後17歳で、彼のもうひとつの傑作であるシェイクスピア劇「真夏の夜の夢」の序曲を完成した. これらの二曲は、彼の初期の作品の中で最もよく知られている傑作である.


ヴァイオリン4本、ヴィオラ2本、チェロ2本(二重弦楽四重奏)のために書かれたこの作品は、新しい室内楽のジャンルを生み出した. コンラッド・ウィルソンは「その若々しい活気、輝き、完璧さは、19世紀の音楽の奇跡のひとつである」と述べ、メンデルスゾーン自身その公開スコアで「このオクテットはすべての楽器が交響楽団のスタイルで演奏する必要がある.ピアノとフォルテ(曲の強弱)は厳重に観察し、このキャラクター(強弱)を通常よりも強く強調する必要がある」と指示した.


作品は4楽章からなり、通常は約30分の演奏で、最初の楽章は最も長くその約半分を要する.


アレグロ・モデラート・マ・コン・フオコ(変ホ長調)

アンダンテ(ハ短調)

スケルツォ:アレグロ・レギエリシモ(ト短調)

プレスト(変ホ長調)



ジャスパー・ストリング・カルテットとジュピター・ストリング・カルテットが演奏するオクテットを聴いたが、その素晴らしい execution (弾き方の技術・実行) が印象的だった.メンデルスゾーン自身が特に気にいっていたといわれるこの曲、お薦めの一曲である.