• Kathy Price

11/27/2021 フィルム・レビュー「スペンサー」

ドラマ

定格:R

スター:クリステン・スチュワート、ティモシー・スポール、ジャック・ファーシング、サリー・ホーキンス

監督:パウロ・ロレーヌ

ライター:スティーブン・ナイト

映画は次の言葉で始まる「(このフィルムは)本当の悲劇からの寓話」.この引用に私はこの映画にちょっと躊躇感を覚えた.このフィルムを観ている間、私は常に自分にこう問いかけていた.「これは本当に起こったことなのか、あるいは純粋なフィクションなのか?」と.映画館を出た後、私はこのフィルムまたダイアナ妃に関して調べてみた.そして映画のいくつかのものは事実に基づいていていても、映画のほとんどは作家、スティーブン・ナイト、の架空の記述だということを知った.


この映画は、英国王室が毎年クリスマスを過ごすサンドリンガム城を再現するためにイギリスとドイツのさまざまな場所で撮影された.期間はチャールズとディアナの結婚の終わりの時期にあたる.


私にとって最も興味深いシーンのひとつは、映画の早い段階で登場した.それは、皇室一族が3日間の休暇過ごすその前に到着して、サンドリンガム城で諸々の準備をする側近を映している.トラックが次々と私道を下りてくると、制服を着た男性の大勢のスタッフが、手の込んだ食べ物、花、ワインを素敵なバスケットに入れてキッチンに運ぶ.彼らがセットアップを完了すると、キッチンの上の「静かに! 彼らはあなた達の声を聞くことができます」と書かれたサインをカメラが静かに左から右に写す.この骨を冷やすようなサインは物語のトーンを始めに設定し映画全体に流れる.


映画の焦点は、ダイアナがチャールズとの結婚の終末期に信じられないほど不幸であったかにあり、彼女が常に不機嫌で、落ち込んでいて、子供のように振舞っていたことを描写している.象徴的に、彼女はアン・ブーリンについての本に夢中になっていて、アン・ブーリンが時々彼女と一緒にいることを想像することによってアンの窮状を自身の立場と関連させる.ダイアナが子供の頃の家に侵入し、ホールで踊り、野原で走っている夢のようなシーンもあるが、これには私は少々閉口した.ダイアナを演じたクリステン・スチュワートは、ダイアナのアクセントをよく真似て演じたとは思うが、私は彼女が演じるダイアナを本当に気の毒には思わなかった.実際、ウィリアムとハリーを演じた少年たちは、彼女の気分のむらと感情的の犠牲者だったので、私はかえって幼い彼らを気の毒に思った.

ファッションが好きな人のために、スチュワートはダイアナがこれまでに着ていた数枚の最も有名なドレスを着ているシーンがある.なぜそれが映画に登場したのか私には意味がわからないが、衣装部門の努力とスキルは素晴らしいと思った.


映画は観て楽しかったし、セットのデザインと衣装は大変によいと思ったが、結局、ダイアナ自身がこのフィルムを観たとしたら、決して彼女は、映画の中のダイアナに関する解釈と表現を好ましく思わなかったのでないかと感じた.


https://www.youtube.com/watch?v=Lagauhb5GyY