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5/24/2026 白寿(99歳)のテノール独唱会

  • 執筆者の写真: Takeaki Iida
    Takeaki Iida
  • 5月23日
  • 読了時間: 2分

コンサートホールの舞台で、白衣のピアニストと黒服の歌手が演奏・歌唱し、客席が見守る。右に秋の絵画展示。

白寿(99歳)といえば、日々を無事に過ごしているだけでも稀な年齢です.余生の楽しみ方は人それぞれですが、私は会社員時代の知人である安藤勉さん(白寿)のテノール独唱会を聴きに、明石市の明石市立市民会館アワーズ大ホールへ出かけました.


まず驚かされたのは、1268席という大きなホールにもかかわらず、ほぼ満席に近い観客が集まっていたこと.そして、あえてマイクを使わず、生の声だけで大ホールを歌い切った数々の歌曲です.プログラムをご覧いただければ分かるように、第1部は愛唱歌、山田耕筰、平井康三郎の作品、第2部は英米・ドイツ歌曲、イタリア歌曲、オペラ・アリアと、実にバラエティ豊かな構成で、聴衆を飽きさせない内容でした.


全プログラムを歌い終えた後のアンコールでもさらに3曲(「オー・ソレ・ミオ」「初恋」「浜辺の歌」)を歌い切り、なお余裕を感じさせる体力と気力には、私だけでなく会場を埋め尽くした聴衆全員が元気をもらって帰路についたのではないかと思います.私が特に心惹かれたのはイタリア歌曲のパートでした.数年前、イタリアへ2週間の旅行ツアーに出かけた際、ナポリでのディナーでイタリア人カルテットが2時間余りナポリ民謡を歌い続けてくれた情景がふと蘇りました.


安藤勉さんは、話す地声はバリトン〜バスの音域ですが、60歳代から声楽に目覚め、講師の指導を受けてこられたため、テノールとしての音域・音程も非常に確かなものに感じられ、立派な独唱会だったと思います.あえて独断と偏見で申し上げれば、さすがに会場が広すぎて、少し声量が届きにくい場面もあったのではないかと感じました.むしろ、マイクを少し上手に使って声を届けやすくするか、もう少し小規模の会場の方が、安藤さんの声量がより生きるのではないかと、ふと思った次第です.ただし、これは今回の独唱会の素晴らしさとは全く関係のないことで、次回(満100歳の百寿?)に企画される際の参考程度の感想にすぎません.


また、安藤勉さんは水彩画にも造詣が深く、プログラム表紙の絵や、今回ステージ両脇に飾られていた100号を超えると思われる大作も、すべてご本人の作品です.

なお、安藤勉さんと私は元の会社時代に知り合った仲ですが、同じ事業部に所属したことはなく、私がドイツおよびニューヨークに駐在していた頃、出張で来られた安藤さんを何度か仕事でアテンドさせていただいたご縁による知人です.

 


安藤勉さんと筆者
安藤勉さんと筆者

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