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空の検索で111件の結果が見つかりました。

  • 2/6/2021 映画レビュー "One Night in Miami" 「あの夜、マイアミで」

    主演 キングスリー・ベン・アディール、エリー・ゴア、アルディス・ホッジ、レスリー・オドム ・ジュニア Rated R この映画は、1964年2月、若いカシウス・クレイが最初のヘビー級ボクシング選手権で優勝した夜に設定されている.この勝利は誰にとっても驚きであり、誰も勝利のお祝いのパーティーを企画していなかったので、マイアミのアフリカ系アメリカ人セクションにある小さなモテルで仮設パーティーが開催された.間もなくモハメッド・アリとして知られるクレイは、彼の実在の友人3人をパーティーに招待した.社会活動家で牧師のマルコムX、伝説的な歌手であるサム・クック、そしてフットボールのヒーローであるジム・ブラウン. このイベントとお祝いのパーティーは実際に起こった事実だが、果たして登場する四人の主演者達が話したことが事実かは不明だ.しかし、この映画は、これらの著明な四人がその時点で話しえたことと、それらがお互いの人生にどのように影響しあったかの可能性が、魅力的なストーリーだと思う. カシウス・クレイが物語の中心ではあるが、これはボクシングの映画ではない.この映画は友情と、友人がどれだけお互いの人生に影響を与えることができるかを語った映画である.それぞれ四人のキャリアが、この四人を結びつけるかのように巧妙 に描かれている.例えば、マルコムXは1965年に殺害されるが、それを予測するような不気味な描写もある.個人的には、サム・クックを演じるレスリー・オドム・ジュニアが好きだ.彼はクックの有名な曲のいくつか、特に「変化がやってくる “A Change is Going to Come”」を見事に歌っている.大変に感動的な映画だと思う. https://www.youtube.com/watch?v=K8vf_Cmh9nY https://www.youtube.com/watch?v=fPr3yvkHYsE

  • 1/28/2021 映画レビュー "News of the World" 「世界のニュース」     

    主演 トム・ハンクス、ヘレナ・ゼンゲル PG-13 昔ながらの西部劇を随分長い間見なかった.この映画 「News of the World」は、馬に乗って追いかけ合い、銃で打ち合う伝統的な西部劇(Western)とは違い、実際、かなり進行が遅い映画だが、主演のトム・ハンクスとヘレナ・ゼンゲルの掛け合い、人間関係が面白く、見る価値はあると思う. 1870年頃のテキサス平原に舞台を置き、主人公のハンクスが、News of the World (世界のニュース)を住民に読んで聞かせる旅アンカーマン (traveling news reader) のカイル・キッドを演じている.1870年当時は読み書きができない人が多く、新聞もどこにでもあるわけではなく、町から町へと移動して、遠隔地に住む人々にニュースを読んで聞かせる職業があった.その旅アンカーマンのカイル・キッドがある旅の途中、4歳のときにキオワ族(アメリカインディアンの一族)に連れて行かれ育てられた、今は10歳になる少女ヨハンナに出会う.ヨハンナは(彼女の意思に反して)当局によって、彼女の叔母と叔父のもとに連れ戻されることになり、ハンクスは子供を連れて行くことに同意した.そしてカイル・キッドとヨハンナは何百マイル、荒野を旅する. この映画はこの時代を決して美化して演出、撮影されている映画ではない.西部は汚くて生活するには過酷な場所であり、多くの住民のほとんどは教育を受けていなかった.ハンクスとゼンゲルは主演として共に非常に優れたパフォーマンスを見せてくれる.ゼンゲルの特に脆弱な子供の役割には感動させられる.またゼンゲルは、今ではほとんど死語になっているキオワ語を学ばなければならなかった.ゼンゲルにキオワ語を教えたキオワの女性は「これまでに教えたどのネイティブのキオワに比べてヘレナ・ゼンゲルはより早くキオワ語を学んだ」と回想している. News of the Worldはこのふたりの主人公の信頼と友情の物語であり、私が今まで見た映画の中で最高の映画ではないかもしれないけれど、間違いなく見る価値はあり、楽しめる映画だと思う. COVID-19のせいで、2020年12月に公開されたこの映画はあまり多くの映画館に配布されていない.私はNetflixで見たが、Netflixで自宅で見るのが一番だと思う. https://www.youtube.com/watch?v=OMHcvYQH0Ls

  • 1/16/2021 Scriabin エチュード op 2 no. 1 

    本日のBurton-Hill の選曲 は、Scriabinのエチュード op 2 no. 1.著者曰く、 "Look, sometimes what we must really need in the middle of January is music, that feels like a large glass of red wine." 「ほら、1月中旬に本当に必要なのは、大きなグラスに注がれた赤ワインのように感じる音楽です.」 ホロヴィッツに代表される多数のピアニストに弾かれ続けられている2-3分のエチュードである. https://www.youtube.com/watch?v=327D03P5Xxc この練習曲は、スクリャービンがわずか16歳だった1887年に作曲されていて、メロディーはロシアのジプシー音楽の多くの特徴を示し、両手で繰り返される和音を伴い、豊かなハーモニー、内なる声、そして左手での音楽の広がりを特徴としている(ウィキペディア参照).確かに寒い冬の晩に欲しい「大きなグラスに注がれた赤ワインのように感じる音楽」かもしれない.

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