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空の検索で119件の結果が見つかりました。

  • 9/10/2021 フィルム・レビュー「命の価値(Worth)」

    PG-13 出演:マイケル・キートン、スタンリー・トゥッチ、エイミー・ライアン、ローラ・ベナンティ 脚本:マックス・ボレンスタイン 監督:サラ・コランジェロ 人間の命の価値はどう決められるのか? 9/11以降に起こったことの実話に基づき、遺族に犠牲者の死を補償する査定の過程において、この映画は問いかける「CEOの命と清掃員の命の価値は同じであろうか?」「失われた命の価値はどのように査定できるのか?」 マイケル・キートンは、9月11日ニュー・ヨークで起こった惨事に関わる犠牲者補償基金を率いる有名な調停人ケネス・ファインバーグを演じている.ファインバーグはこの悲劇に大変に心を痛め、彼は彼の法律事務所が、世界貿易センター (World Trade Center) と国防総省 (Pentagon) で亡くなった人々の家族への補償に無料で携わる決心をした.ファインバーグは「数字」男であり、事件を解決するために、過去、多くの紛争を両当事者が相互に納得できる解決案を導いた. しかし、9/11の状況は、ファインバーグがこれまで取り組んできた事件とはほど遠いものであった.数年に渡り、彼は自分の過去の「公式」が今回はうまくいかないことに気付き、家族のために正義を得ようとする過程を描く. 私は9/11の恐怖に関わるのこの部分のエピソードを知らなかった.この映画は最近の歴史の中で最も悲劇的な事件のひとつを扱ったもので、私たちに刺激的で感動的なエピソードを提供する. https://www.youtube.com/watch?v=OOAemeB9CAw

  • 8/2/2021 盛夏のリサイタル

    今日から盛夏の8月です. 東京オリンピック競技もたけなわ、日本は金メダルラッシュで、どの競技を観ても興奮する祭典も残り1週間となりました.新型コロナ禍拡大が大変心配な状況でもあります. 本日、私はサックスのピアノ伴奏を日頃付けて頂いているピアノ教室の講師の先生のピアノ教室発表会(@宝塚文化創造館 - 旧宝塚音楽学校校舎)に昨年末のクリスマス・コンサート以来の出演者25人の内、一人だけサックス演奏で出演しました. 本番直前のリハーサルにおいて、ディズニー映画「白雪姫」から「ハイホー」 https://www.youtube.com/watch?v=r0jUiHXH39k 本番にて、映画「旅情」からSummertime in Venice https://www.youtube.com/watch?v=xF7v69je3sc 超、気持ちいいー!(北島康介選手の真似で~す!)

  • 9/5/2021 フィルム・レビュー「失われたレオナルド The Lost Leonardo」

    PG-13 作家:アンドレアス・ダルスガード、クリスチャン・カーク・マフ、アンドレアス・コエフォード、マーク・モンロー、デュスカ・ザゴラック 監督:アンドレアス・コエフォッド 時間:1時間36分 「麻薬、売春、芸術は世界で最も不透明なビジネスだ」これは、この魅力的なドキュメンタリーのためにインタビューされた人の一人からの引用である. 「失われたレオナルド The Lost Leonardo」は、救世主ムンディ(世界の救世主)の絵を誰が描いたかという謎を解き明かそうとする. この絵画は2017年11月15日にニューヨークのクリスティーズで4億5000万ドルで競売されたこれまでで最も高価な絵画として知られている.なぜそんなに莫大な金額が払われたのであろうか.多くの人がそれはレオナルド・ダ・ヴィンチの失われた傑作であると信じているからだ.ダ・ヴィンチの既知の絵画は世界で20点しかないため、この作品は非常に価値のあるものになる.しかし、この絵は本当にレオナルドによるものであろうか?これが映画の前提であり、私は確固たる結論を出せずに映画を観終わった. 現代のテストでは、サルヴァトール・ムンディは1499-1510年に描かれたものであり、クルミのパネルに油が塗られていることが証明されている.ダ・ヴィンチが描いた年代と彼が作品に選んだ媒体等全てが一致している.しかし、この映画が明らかにしているこの絵の創造については多くの謎がある. このドキュメンタリー映画は、アート・バイヤーのアレクサンダー・パリッシュが数年前にニューオーリンズのディーラーから2,000ドル以下で購入した絵画について話し合うところから始まる.その絵はとても古く、とても傷んでいたが、彼はなぜかそれが本物であると確信していた.彼の金融パートナーと相談した後、彼らは絵を復元する価値があると信じ、ニューヨーク市の有名な美術史家であり復元者であるダイアン・モデスティーニ(写真下)にそれを持って行った. モデスティーニはこの古い絵の表面をきれいに洗浄し始めた.そして、彼女がきれいにすればするほど、モデスティーニはこの絵がレオナルド・ダ・ヴィンチによるものであると確信した.彼女のこのプロセスの話は面白かったし、彼女はこの古い絵画を元に戻すという見事な仕事をした.しかし、それはあまりにもよすぎる話ではないか?この絵は本当にダ・ヴィンチによるものであるのか、それともモデスティーニのものなのか?これは、このドキュメンタリーで尋ねられる多くの質問の1つにすぎない.救世主がニューオーリンズからクリスティーズのオークション・ハウス、そして現在の所有者に至るまでの道のりは、ジェームズ・ボンドの映画のようで、アートのビジネスについて再度考えさせられた. ドキュメンタリー・プレビュークリップ: https://www.youtube.com/watch?v=j0lXLGgQjYY The Lost Leonardoのディレクター、Andreas Koefoed(アンドレアス・コエフォッド)とのインタビュー https://cineuropa.org/en/interview/406183/

  • 6/15/2021 Film Review「風に傾く:アンディ・ゴールズワージー」

    ドキュメンタリー PG 監督:トーマス・リーデルスハイマー 出演:アンディ・ゴールズワージー、ホリー・ゴールズワージー 放映時間:1時間37分 2017年に制作されたこのドキュメンタリーは、著名なアーティストに関するドキュメンタリーであると同時に、人生と芸術についての瞑想でもある.このドキュメンタリー はほとんど対話がなく、その代わりに、ゴールズワージーが自然界を探索してインスピレーションを得てから、自然の中で思うままに遊びならが、一時的な作品を生み出す.石や木で作られた作品は人類の繁栄のために作られる. ゴールズワージーは、英国の彫刻家、写真家、自然芸術家.このドキュメンタリーを見る前はゴールズワージーに関して何も知らなかったけれど、サン・フランシスコのデ・ヤング美術館で彼の作品を見たことがあることに、このドキュメンタリーを観てすぐに気がついた.彼の作品を美術館で観たときは誰が作ったのか全く想像もできなかった.博物館に入る前に、歩道に沿って曲がりくねった細かい地震でできたような亀裂がある.それを見て、市の歴史を思い出す賢い方法だと思ったのを覚えている.今、私はこのドキュメンタリーを見て、それがゴールズワージーによって作られたものだということを確信した. ここに彼の美しい作品のいくつかの例があります. アンディ・ゴールズワージーとは? https://www.youtube.com/watch?v=fIQKZghtyiY 自然芸術家、アンディ・ゴールズワージー の芸術のプロセス https://www.youtube.com/watch?v=sngXz55b4bc

  • 8/2/2021 フィルム・レビュー「マッカートニー3-2-1」

    Huluのドキュメンタリー/伝記6部構成のミニ・シリーズ 制作:ジェフ・ポラック https://www.youtube.com/watch?v=KAkqy5QntGQ ビートルズに関する記事、本、映画はたくさん出ているが、このミニ・ドキュメンタリーが特に面白いのは、ポール・マッカートニー自身の回想から直接来たものであるからだと思う. マッカートニーと有名な音楽プロデューサーであるリック・ルービンは、30分間の各セッションで、世界で最も愛されている現代音楽を生みだしたマッカートニーとビートルズに何が影響したかを、難しい質疑応答のインタビュー方式ではなく、2人の男性の間での自然な会話で巧みに編集されている. マッカートニーとルービンは両者共、音楽についての知識が豊富なので、あらゆる音楽のジャンルに関して一緒に話すことができる.マッカートニーが彼とジョン・レノンに影響を与えたものや当時の人々について話し、また彼らが一緒に作った素晴らしい作品を作成する過程を知るのは非常に興味深かった.ポールとビートルズについて、今まで知らなかった多くのことを発見でき、このドキュメンタリーを観た後、ますますビートルズが好きになった. このシリーズからの引用で、ポール・マッカートニーの言葉で面白いと思ったのは、 「振り返ってみると、あの当時、私はジョンと呼ばれる男とただ一緒に働いていた.今振り返ってみると、私はジョン・レノンと一緒に働いていたのだ.」

  • 8/7/2021 展覧会にて「ある画家の絵と私」

    ご案内を頂いていた「第35回記念日洋展(2021)」を大阪市立美術館新館に7月21日に観に行きました. この展示会は略100号という大きなキャンバスに描いた具象派の作品のみを展示するもので、お目当ての画家の「いにしえの光を求めて」という作品がどのような風景か、その場で観るまでは分からないわくわく感を持って大阪の天王寺へ行きました. 出展作品150点余の会場をゆっくり回りお目当ての作品の前に立つと、何か不思議な安ど感というか、以前出会ったヨーロッパの風景とそこからイメージする具象の風景との融合に引き込まれて、暫し静かに作品を味わう贅沢な時を過ごしました. 「いにしえの光を求めて」 私がこの画家の作品に初めて出会ったのは3年前の大阪・梅田の某百貨店本店で開催されたこの画家の風景画の個展で、その時のこの画家の描く“実際の風景画ではなく、さりとて空想画でもない優しいファンタジーの世界”のような独特の世界に惹かれて、その後の展示会への作品の出展を大阪の西天満、神戸のアートギャラリー、再度、昨年の大阪・梅田の某百貨店本店での個展開催等にと重ねて出掛けています. 「湖畔の朝」 私はこれまでも絵画を鑑賞するのは好きで、特に、ヨーロッパのドイツやアメリカのニューヨークに仕事で駐在していた9年間には、寸暇を惜しんで出張先の欧州ではパリやロンドン、アムステルダム、ウイーン、ミラノ、フィレンツエ、ベネチア、マドリッド等又米国ではシカゴ、ボストン等でも美術館を観て歩いていました.最近では、これまで機会の無かったロシア旅行を2018年に実現させて、サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館を鑑賞出来たことで美術館巡りには一応の達成感を感じていた次第です. 我が家の部屋を飾る「秋深まる頃に」 この画家の作品に出会ってからは、小さな作品で気に入った絵を手元に置いてみたいと思うようになり、やっと昨年の大阪・梅田の某百貨店での個展で、その夢を実現することが出来ました. その画家の名前は有賀麻里さんと言います. 絵画鑑賞をするにしても、その絵の作者の思いがどこにあるかを、会場等で時間が許すときに話が聞けることが、大変贅沢な時間だと最近つくづく感じるようになりました.

  • 7/20/2021 夏のデンバー

    鹿が荒らさないようにフェンスを設け、家庭栽培もやっと始まった.天気は最高で、庭、野生の花が咲き誇っている.

  • 7/19/2021 フィルム・レビュー「Anthony Bourdainドキュメンタリー」 

    Roadrunner:「Anthony Bourdainドキュメンタリー」 定格:R 実行時間:1時間59分 監督:モーガン・ネヴィル もしアンソニー・ボーデインの旅行映画を見たことがなかったら、彼の人生を描いたこのドキュメンタリーは恐らくあまり意味がないかもしれないけれど、あなたがこのユニークな男のファンだったとしたらなら、彼の親しい友人や仲間だけが知っている彼を語っているこのドキュメンタリーはきっと面白いと思う. アンソニー・ボーデインは、シェフ、旅行者、そして才能のある作家であった.何年もの間、私は彼の旅行ドキュメンタリーのファンであった.彼の旅行の基本ルールはレイ・オーバー(乗り継ぎ)と予約なし.各エピソードでは、ボーデインが出会った人々、訪問場所、地域の食べ物について彼の視点を紹介していた.彼の好奇心は伝染性のようで、視聴者として私は彼のエピソードの一つ一つを見るたびに心が豊かになったのを感じた.彼はきれいな写真を撮るために旅行しているのではなく、自分のすべての体験について真実を語り視聴者とそれを共有するというスタイルであった.時には、物語は生々しく、政情不安と貧困に満ちた世界の危険な場所を訪れたこともあった.また、豪華な食べ物を食べる興味深い人々でいっぱいの絶妙な場所を紹介することもあった.ボーデインはどんな話題について誰とでも話すことができた.例えば、彼は自分自身がコンゴの村人であるかのように気軽にコンゴの国家元首をインタビューした.このドキュメンタリーでは、彼に会ったすべての人が彼を身近に感じたことを語っている. ボーデインが2018年に自殺した当時は、私は大変なショックを受け、悲しかった.彼は人生で得られるすべてを持っているように見えた人だった.彼は世界のどこにでも旅行し、会いたい人に会い、やりたいことを何でもした.私は彼が若い頃にコケイン、ヘロイン、LSDに夢中になっていたことは知っていたが、彼は何年もの間この中毒に打ち勝ち、死んだときは全くクリーンであった.「なぜ? なぜ彼は自殺したのだろうか?」 この繊細なドキュメンタリーが示しているのは、ボーデインが生涯にわたって苦しんでいた「うつ病」との闘いである.彼の親しい友人や家族の多くが、外部のほとんどの人が知らなかった、彼の人物についての洞察をインタビューを通して語っている.しかし、すべてのインタビューの中で最大のものは、アンソニー・ボーデイン自身からのものであった.このドキュメンタリー監督のモーガン・ネヴィルは、何百時間もの映画を編集して、悲しく、華麗で、面白くまた難しく、そして暖かいボーデインの人間性を抽出し記録する見事な仕事を果たした.このフィルムは何も隠さず、彼の死も彼の人生の一部として語っている.恐らく、アンソニー・ボーデイン自身、きっとこの正直な描写を視聴者の私たちと共有し承認すると思う. https://www.youtube.com/watch?v=ZFh9GSu6_5w

  • 6/8/2021 フィルム・レビュー「クワイエット・プレイス 2」

    定格: PG-13 出演:エミリー・ブラント、ジョン・クラシンスキー、ミリセント・シモンズ、ノア・ジュープ、キリアン・マーフィー、ジャイモン・フンスー 監督: ジョン・クラシンスキー 脚本:ジョン・クラシンスキー、スコット・ベック、ブライアン・ウッズ 私は通常、ホラー映画のファンではないけれど、エミリー ・ブラントと彼女の夫、ジョン・ クラシンスキーのファンなので、2018 年のオリジナル映画「クワイエット ・プレイス」の最高のレビューを読んだとき、興味をそそられた.このシリーズの第 1 作をまだ見ていない人は、続編「クワイエット・プレイス 2」を見る前に見るのは必至.オリジナルを見なければ今回封切られた「クワイエット・プレイス 2」はあまり意味がないと思う. 1 と 2 の両方、SF ホラー映画の伝統的な要素がいくつか組み込まれている.つまり、別の惑星からの生き物の到来と、それに伴う恐怖.この映画を他のSF ホラー映画と違うものにしているのは、高いレベルの演技とユニークなストーリーだと思う.私は観客がとても静かで、ポップコーンをむしゃむしゃ食べている音だけが聞こえる映画館で映画と見たことがない.最初の映画「クワイエット ・プレイス」はほとんど会話がなく、俳優たちは、手話を使ってコミュニケーションをとる.沈黙が映画の恐怖要素を一層高めている.2 番目の「クワイエット・プレイス 2」も同様だが、此方はアクションが中心になる. 「クワイエット・プレイス 2」は、最初の「クワイエット ・プレイス」では決して説明されなかった物語の原点から話が始まる.それが最初の映画には欠けていたので、観客にはありがたい.役者は皆信じがたいくらい素晴らしく、二人の子供は大人と同じく好演していて、この子供たちが映画に心を与えている.「クワイエット・プレイス 2」のエンディングは次のシリーズ「クワイエット・プレイス 3」が予測できるので、今から、大変に楽しみにしている! 「クワイエット・プレイス 2 」クリップと予告編 (2021) https://www.youtube.com/watch?v=WxtVG4W8lpk 「クワイエット・プレイス」映画の最初の10分 (2018) https://www.youtube.com/watch?v=f6MwssY8_oE

  • 6/6/2021 音楽家と作品への雑感(序章)

    齢(よわい)80歳を優に超え、会社生活を終えて早や十数年の間、日頃の生活の中でクラシック音楽はテレビ放送、録画してあるビデオ再生と時々の生の演奏会が主であり、若い時代に買ったレコード、CDは滅多に聴きなおす機会が無くなった昨今の私です. そこで聴きたいから買ってお蔵になっているレコード、CDを、もう1度だけでも聴くために思い付いたのが作曲家別に作品を聴きなおして、自分なりのコメントを残すことでした. あくまでも自分用のコメントであって、音楽を職業としている演奏家、作曲家、評論家、ジャーナリスト、教師などの方々に読んでもらうものではありませんし、一方では、クラシック音楽にあまり興味のない方々にも読んでもらう必要はありません. 新型コロナという人類を震撼させるウイルスが蔓延し、世界がパンデミック状態に陥ってから早や1年半が過ぎ、日本では1年間延期となった「東京オリンピック2020」が、分けもわからずに1か月半後の7月から開催されそうなこの時期に、この草稿を始めることも又意味があることかと思いつつ、先ずは第1章に「シューマン」を取り上げます. 何故、第1章がシューマンなのか? 私の中ではシューマンはロマン派の作曲家というイメージの他にはバッハ、ベートーベン、モーツアルト、ブラームス、シューベルト、ショパン等に比べて、何か簡単にはコメント出来ない作曲家であるから、それ故に先ず取り上げてはっきりしたいという程度です. 直、今回の雑感記録に際して、改めて聴き直した作曲家の作品のリストをご参考まで下記、表にしました. 2021年6月 飯田武昭(82歳) ※リストのメディアNO.の表記(R=レコード、C=CD、V=ビデオ) 第1章 ロバート・シューマン Robert Schumann (1810~56年、46歳没) ロベルト(ドイツ語読み)・シューマンはドイツのザクセン地方ツヴィンガウ生まれで、父は教養の高い書籍商、母は歌が上手かったと伝えられる.早くからオルガンやピアノに親しむ一方、自宅の書籍を読み耽っていた.16歳で父が他界し母の希望でライプチッヒ大学からハイデルベルグ大学へと法律の道に進んだ.しかし音楽への志は断ちがたく26歳から再び音楽の道へ専念することになる.ピアノ講師ヴィークの愛娘のクララに熱愛したが、ヴィークはシューマンの生活の不安定を理由に猛反対した.練習をしすぎた結果、右手の薬指を痛めピアニストとしての道を断念.結果的には裁判沙汰の末クララとの結婚が許された. ドレスデンからデュッセルドルフにも活動範囲を広げ、精神病との戦いも小康状態にあった時だが、突然部屋を飛び出してライン河に身を投ずるという事件の後、2年ほどでこの世を去った.若い頃はシューベルトのリートに感銘を受け、作曲家となってからはブラームス、ショパンなどの才能を一早く認めて著作にも取り上げる才があった. シューマンと聞くと先ず思い出す曲はピアノ曲「子供の情景」(作品15)※⑥から「トロイメライ」、交響曲第3番変ホ長調「ライン」(作品97)※①.少し詳しい人は歌曲集「女の愛と生涯」(作品47)※⑦、「詩人の恋」(作品48)※⑧辺りかと思う.考えてみればやはり副題が付いているから思い出しやすいのだろう. しかし、他の有名な作曲家に比べて著名な割には、素人なりに直ぐに思い出す曲が案外少ないのは何故かと思ってしまう.シューマンはロマン派作曲家として小品ピアノ曲が最も成功した分野であり、幻想的、抒情的な旋律が印象的だが、その人生と同じく常にどこか迷っていたのではないかと思わせる曲想が感じられる印象でもある. 改めて手持ちの分を聴きなおしてみると、上記の他にも交響曲第4番ニ短調(作品120)※②、ピアノ協奏曲イ短調(作品54)※③、バイオリンソナタ第1番イ短調(作品105)※④、同第2番ニ短調(作品121)※⑤等が特に素晴らしかった. ※①交響曲第3番変ホ長調「ライン」(作品97): ドレスデンからデュッセルドルフへ移った時の作品. 雄渾な楽想とロマンティックな香りに溢れた作品. ※②交響曲第4番ニ短調(作品120): 初演は不評で書きなおした経緯があるそうだが、幻想味を帯びた曲想によって聴きごたえある名曲. ※③ピアノ協奏曲イ短調(作品54):同時代のショパンやリストとも違った幻想的、詩的なシューマン音楽の特徴が良く出ている. ※④⑤バイオリンソナタ第1番イ短調(作品105)、同第2番ニ短調(作品121):素晴らしい. ※⑥「子供の情景」(作品15): 数週間の間に小品30曲を書き上げ、そのうちの13曲を選んで「子供の情景」とした.少年時代を思い出しながら作曲したと思われるが、子供の心を理解する大人のためのピアノ曲といえる. ※⑦歌曲集「女の愛と生涯」(作品47): クララへの強烈な愛が創作の原動力になっていて、娘時代の恋から結婚、出産、そして夫に先立たれる女の一生を主題とした8曲からなる. ※⑧歌曲集「詩人の恋」(作品48): 歌の年と言われる1840年に作曲され、詩は同時代のロマン派詩人ハイネの詩集「歌の本」からとられた. 歌曲ではあるが特にピアノの重要性が感じられる. 2021年6月3日記

  • 5/31/2021 サンタ・フェの家と庭の春

    バラが満開になるのが待ち遠しい今日この頃、天気も良く花盛りです!

  • 5/21/2021 今週、コロラドは山開き

    今週、コロラドは山開き.約 1 年以上経ち、物事はようやく新しい正常な方向に向かっているように見える.ヴェイルやビーバー・クリークなどの西側の斜面エリアは、非常に忙しい夏になると予想されている. 溶け落ちた雪は、標高の低い場所の周りを占めていて、川の水位は非常に高くなっている.エルクは今、山で出産しているので、一部の地域ではアクセスが禁止されている.熊が冬眠から覚め、コロラドの山々はとても活動的な時期になった. 渡り鳥たちもコロラドの山に戻ってきて、今、訪れるには絶好の時期.

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