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「」に対する検索結果が104件見つかりました

  • 7/20/2021 夏のデンバー

    鹿が荒らさないようにフェンスを設け、家庭栽培もやっと始まった.天気は最高で、庭、野生の花が咲き誇っている.

  • 7/19/2021 フィルム・レビュー「Anthony Bourdainドキュメンタリー」 

    Roadrunner:「Anthony Bourdainドキュメンタリー」 定格:R 実行時間:1時間59分 監督:モーガン・ネヴィル もしアンソニー・ボーデインの旅行映画を見たことがなかったら、彼の人生を描いたこのドキュメンタリーは恐らくあまり意味がないかもしれないけれど、あなたがこのユニークな男のファンだったとしたらなら、彼の親しい友人や仲間だけが知っている彼を語っているこのドキュメンタリーはきっと面白いと思う. アンソニー・ボーデインは、シェフ、旅行者、そして才能のある作家であった.何年もの間、私は彼の旅行ドキュメンタリーのファンであった.彼の旅行の基本ルールはレイ・オーバー(乗り継ぎ)と予約なし.各エピソードでは、ボーデインが出会った人々、訪問場所、地域の食べ物について彼の視点を紹介していた.彼の好奇心は伝染性のようで、視聴者として私は彼のエピソードの一つ一つを見るたびに心が豊かになったのを感じた.彼はきれいな写真を撮るために旅行しているのではなく、自分のすべての体験について真実を語り視聴者とそれを共有するというスタイルであった.時には、物語は生々しく、政情不安と貧困に満ちた世界の危険な場所を訪れたこともあった.また、豪華な食べ物を食べる興味深い人々でいっぱいの絶妙な場所を紹介することもあった.ボーデインはどんな話題について誰とでも話すことができた.例えば、彼は自分自身がコンゴの村人であるかのように気軽にコンゴの国家元首をインタビューした.このドキュメンタリーでは、彼に会ったすべての人が彼を身近に感じたことを語っている. ボーデインが2018年に自殺した当時は、私は大変なショックを受け、悲しかった.彼は人生で得られるすべてを持っているように見えた人だった.彼は世界のどこにでも旅行し、会いたい人に会い、やりたいことを何でもした.私は彼が若い頃にコケイン、ヘロイン、LSDに夢中になっていたことは知っていたが、彼は何年もの間この中毒に打ち勝ち、死んだときは全くクリーンであった.「なぜ? なぜ彼は自殺したのだろうか?」 この繊細なドキュメンタリーが示しているのは、ボーデインが生涯にわたって苦しんでいた「うつ病」との闘いである.彼の親しい友人や家族の多くが、外部のほとんどの人が知らなかった、彼の人物についての洞察をインタビューを通して語っている.しかし、すべてのインタビューの中で最大のものは、アンソニー・ボーデイン自身からのものであった.このドキュメンタリー監督のモーガン・ネヴィルは、何百時間もの映画を編集して、悲しく、華麗で、面白くまた難しく、そして暖かいボーデインの人間性を抽出し記録する見事な仕事を果たした.このフィルムは何も隠さず、彼の死も彼の人生の一部として語っている.恐らく、アンソニー・ボーデイン自身、きっとこの正直な描写を視聴者の私たちと共有し承認すると思う. https://www.youtube.com/watch?v=ZFh9GSu6_5w

  • 6/15/2021 Film Review「風に傾く:アンディ・ゴールズワージー」

    ドキュメンタリー PG 監督:トーマス・リーデルスハイマー 出演:アンディ・ゴールズワージー、ホリー・ゴールズワージー 放映時間:1時間37分 2017年に制作されたこのドキュメンタリーは、著名なアーティストに関するドキュメンタリーであると同時に、人生と芸術についての瞑想でもある.このドキュメンタリー はほとんど対話がなく、その代わりに、ゴールズワージーが自然界を探索してインスピレーションを得てから、自然の中で思うままに遊びならが、一時的な作品を生み出す.石や木で作られた作品は人類の繁栄のために作られる. ゴールズワージーは、英国の彫刻家、写真家、自然芸術家.このドキュメンタリーを見る前はゴールズワージーに関して何も知らなかったけれど、サン・フランシスコのデ・ヤング美術館で彼の作品を見たことがあることに、このドキュメンタリーを観てすぐに気がついた.彼の作品を美術館で観たときは誰が作ったのか全く想像もできなかった.博物館に入る前に、歩道に沿って曲がりくねった細かい地震でできたような亀裂がある.それを見て、市の歴史を思い出す賢い方法だと思ったのを覚えている.今、私はこのドキュメンタリーを見て、それがゴールズワージーによって作られたものだということを確信した. ここに彼の美しい作品のいくつかの例があります. アンディ・ゴールズワージーとは? https://www.youtube.com/watch?v=fIQKZghtyiY 自然芸術家、アンディ・ゴールズワージー の芸術のプロセス https://www.youtube.com/watch?v=sngXz55b4bc

  • 6/8/2021 フィルム・レビュー「クワイエット・プレイス 2」

    定格: PG-13 出演:エミリー・ブラント、ジョン・クラシンスキー、ミリセント・シモンズ、ノア・ジュープ、キリアン・マーフィー、ジャイモン・フンスー 監督: ジョン・クラシンスキー 脚本:ジョン・クラシンスキー、スコット・ベック、ブライアン・ウッズ 私は通常、ホラー映画のファンではないけれど、エミリー ・ブラントと彼女の夫、ジョン・ クラシンスキーのファンなので、2018 年のオリジナル映画「クワイエット ・プレイス」の最高のレビューを読んだとき、興味をそそられた.このシリーズの第 1 作をまだ見ていない人は、続編「クワイエット・プレイス 2」を見る前に見るのは必至.オリジナルを見なければ今回封切られた「クワイエット・プレイス 2」はあまり意味がないと思う. 1 と 2 の両方、SF ホラー映画の伝統的な要素がいくつか組み込まれている.つまり、別の惑星からの生き物の到来と、それに伴う恐怖.この映画を他のSF ホラー映画と違うものにしているのは、高いレベルの演技とユニークなストーリーだと思う.私は観客がとても静かで、ポップコーンをむしゃむしゃ食べている音だけが聞こえる映画館で映画と見たことがない.最初の映画「クワイエット ・プレイス」はほとんど会話がなく、俳優たちは、手話を使ってコミュニケーションをとる.沈黙が映画の恐怖要素を一層高めている.2 番目の「クワイエット・プレイス 2」も同様だが、此方はアクションが中心になる. 「クワイエット・プレイス 2」は、最初の「クワイエット ・プレイス」では決して説明されなかった物語の原点から話が始まる.それが最初の映画には欠けていたので、観客にはありがたい.役者は皆信じがたいくらい素晴らしく、二人の子供は大人と同じく好演していて、この子供たちが映画に心を与えている.「クワイエット・プレイス 2」のエンディングは次のシリーズ「クワイエット・プレイス 3」が予測できるので、今から、大変に楽しみにしている! 「クワイエット・プレイス 2 」クリップと予告編 (2021) https://www.youtube.com/watch?v=WxtVG4W8lpk 「クワイエット・プレイス」映画の最初の10分 (2018) https://www.youtube.com/watch?v=f6MwssY8_oE

  • 6/6/2021 音楽家と作品への雑感(序章)

    齢(よわい)80歳を優に超え、会社生活を終えて早や十数年の間、日頃の生活の中でクラシック音楽はテレビ放送、録画してあるビデオ再生と時々の生の演奏会が主であり、若い時代に買ったレコード、CDは滅多に聴きなおす機会が無くなった昨今の私です. そこで聴きたいから買ってお蔵になっているレコード、CDを、もう1度だけでも聴くために思い付いたのが作曲家別に作品を聴きなおして、自分なりのコメントを残すことでした. あくまでも自分用のコメントであって、音楽を職業としている演奏家、作曲家、評論家、ジャーナリスト、教師などの方々に読んでもらうものではありませんし、一方では、クラシック音楽にあまり興味のない方々にも読んでもらう必要はありません. 新型コロナという人類を震撼させるウイルスが蔓延し、世界がパンデミック状態に陥ってから早や1年半が過ぎ、日本では1年間延期となった「東京オリンピック2020」が、分けもわからずに1か月半後の7月から開催されそうなこの時期に、この草稿を始めることも又意味があることかと思いつつ、先ずは第1章に「シューマン」を取り上げます. 何故、第1章がシューマンなのか? 私の中ではシューマンはロマン派の作曲家というイメージの他にはバッハ、ベートーベン、モーツアルト、ブラームス、シューベルト、ショパン等に比べて、何か簡単にはコメント出来ない作曲家であるから、それ故に先ず取り上げてはっきりしたいという程度です. 直、今回の雑感記録に際して、改めて聴き直した作曲家の作品のリストをご参考まで下記、表にしました. 2021年6月 飯田武昭(82歳) ※リストのメディアNO.の表記(R=レコード、C=CD、V=ビデオ) 第1章 ロバート・シューマン Robert Schumann (1810~56年、46歳没) ロベルト(ドイツ語読み)・シューマンはドイツのザクセン地方ツヴィンガウ生まれで、父は教養の高い書籍商、母は歌が上手かったと伝えられる.早くからオルガンやピアノに親しむ一方、自宅の書籍を読み耽っていた.16歳で父が他界し母の希望でライプチッヒ大学からハイデルベルグ大学へと法律の道に進んだ.しかし音楽への志は断ちがたく26歳から再び音楽の道へ専念することになる.ピアノ講師ヴィークの愛娘のクララに熱愛したが、ヴィークはシューマンの生活の不安定を理由に猛反対した.練習をしすぎた結果、右手の薬指を痛めピアニストとしての道を断念.結果的には裁判沙汰の末クララとの結婚が許された. ドレスデンからデュッセルドルフにも活動範囲を広げ、精神病との戦いも小康状態にあった時だが、突然部屋を飛び出してライン河に身を投ずるという事件の後、2年ほどでこの世を去った.若い頃はシューベルトのリートに感銘を受け、作曲家となってからはブラームス、ショパンなどの才能を一早く認めて著作にも取り上げる才があった. シューマンと聞くと先ず思い出す曲はピアノ曲「子供の情景」(作品15)※⑥から「トロイメライ」、交響曲第3番変ホ長調「ライン」(作品97)※①.少し詳しい人は歌曲集「女の愛と生涯」(作品47)※⑦、「詩人の恋」(作品48)※⑧辺りかと思う.考えてみればやはり副題が付いているから思い出しやすいのだろう. しかし、他の有名な作曲家に比べて著名な割には、素人なりに直ぐに思い出す曲が案外少ないのは何故かと思ってしまう.シューマンはロマン派作曲家として小品ピアノ曲が最も成功した分野であり、幻想的、抒情的な旋律が印象的だが、その人生と同じく常にどこか迷っていたのではないかと思わせる曲想が感じられる印象でもある. 改めて手持ちの分を聴きなおしてみると、上記の他にも交響曲第4番ニ短調(作品120)※②、ピアノ協奏曲イ短調(作品54)※③、バイオリンソナタ第1番イ短調(作品105)※④、同第2番ニ短調(作品121)※⑤等が特に素晴らしかった. ※①交響曲第3番変ホ長調「ライン」(作品97): ドレスデンからデュッセルドルフへ移った時の作品. 雄渾な楽想とロマンティックな香りに溢れた作品. ※②交響曲第4番ニ短調(作品120): 初演は不評で書きなおした経緯があるそうだが、幻想味を帯びた曲想によって聴きごたえある名曲. ※③ピアノ協奏曲イ短調(作品54):同時代のショパンやリストとも違った幻想的、詩的なシューマン音楽の特徴が良く出ている. ※④⑤バイオリンソナタ第1番イ短調(作品105)、同第2番ニ短調(作品121):素晴らしい. ※⑥「子供の情景」(作品15): 数週間の間に小品30曲を書き上げ、そのうちの13曲を選んで「子供の情景」とした.少年時代を思い出しながら作曲したと思われるが、子供の心を理解する大人のためのピアノ曲といえる. ※⑦歌曲集「女の愛と生涯」(作品47): クララへの強烈な愛が創作の原動力になっていて、娘時代の恋から結婚、出産、そして夫に先立たれる女の一生を主題とした8曲からなる. ※⑧歌曲集「詩人の恋」(作品48): 歌の年と言われる1840年に作曲され、詩は同時代のロマン派詩人ハイネの詩集「歌の本」からとられた. 歌曲ではあるが特にピアノの重要性が感じられる. 2021年6月3日記

  • 5/31/2021 サンタ・フェの家と庭の春

    バラが満開になるのが待ち遠しい今日この頃、天気も良く花盛りです!

  • 5/21/2021 今週、コロラドは山開き

    今週、コロラドは山開き.約 1 年以上経ち、物事はようやく新しい正常な方向に向かっているように見える.ヴェイルやビーバー・クリークなどの西側の斜面エリアは、非常に忙しい夏になると予想されている. 溶け落ちた雪は、標高の低い場所の周りを占めていて、川の水位は非常に高くなっている.エルクは今、山で出産しているので、一部の地域ではアクセスが禁止されている.熊が冬眠から覚め、コロラドの山々はとても活動的な時期になった. 渡り鳥たちもコロラドの山に戻ってきて、今、訪れるには絶好の時期.

  • 5/17/2021 フィルム・レビュー「Silvarado、シルヴァラード」

    PG-13 主演:ケヴィン・クライン、ケヴィン・コスナー、スコット・グレン、ダニー・グローバー、ロザンナ・アークエット、ジョン・ クリーズ、ジェフ・ゴールドブラム、ブライアン・デネヒー、リンダ・ハント 監督:ローレンス・カスダン、マーク・カスダン 作成:ローレンス・カスダン 「シルヴァラード」が1985年に製作されたとき、アメリカン・ウエスタンはもはや人気のあるジャンルではなく、クリント・イーストウッドの「ペイル・ライダー」を除いて、その年に製作された唯一のカウボーイ映画であった.当時、観客はより軽いエンターテインメントを望んでいたので、おそらく「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が当時リリースされたナンバー・ワンの映画だった. 「シルヴァラード」は楽しいアメリカン・ウェスタン映画だと思う.勿論、馬に乗ったカウボーイ、善人と悪人の間の銃撃戦も登場するけれど、このフィルムはより現代的な仕法で作られている.心、暖かさ、そしてユーモアに満ちており、いわゆる一時代前の西部劇よりもはるかに優れた演技が役者に期待されている.主人公達は、自分たちで誇りには思っていないことを「生き残るためにやってきた」輩たち、欠陥のある人間でも、彼らを結びつけるのは友情、名誉、家族.彼らは皆好感の持てるキャラクターであり、彼らが「悪者」に勝つことを自然に望んでしまう. 監督のローレンス・カスダンは、当時、注目に値するが無名であった俳優たちを集めた.主演の一人、ケヴィン・コスナーは、後年、巨大な興行収入のスターになり、アカデミー賞を受賞した.実際「シルヴァラード」はケヴィン・コスナーの最初のセリフのある役で、彼の最初の役もカスダンの映画(「ビッグ・チル」)であったが、「ビッグ・チル」では彼のすべてのセリフがカットされ、視聴者は、コスナーが葬式のために服を着ている首から下までの彼の体を見るのみだった. 「シルヴァラード」はニュー・メキシコ州サンタフェの近くで撮影され、景色は美しく、映画のストーリの背景としてしてはピッタリ.「シルヴァラード」の町のために作成されたセットは、後に「Lonesome Dove、ロンサム・ダブ」、「All the Pretty Horses、すべての美しい馬」、「The Wild、Wild、West、ワイルド、ワイルド、ウェスト」などを含む他の多くの映画に使用された. カスダンは Old West(旧い西部)にぴったりの、素晴らしい脚本、優れた演技、心温まるシナリオ、等々、すべての詳細を現代の聴衆のために、フィルム「シルヴァラード」に大集計した. https://tubitv.com/movies/591116/silverado?start=true https://en.wikipedia.org/wiki/Silverado_(film)

  • 5/12/2021 ピアノ・トリオを再開

    ピアノ・トリオのレハーサルを一年ぶりに自宅で再開した.“Monats-Trio” のメンバーは、先週ご紹介したドイツ人のチェリストと、ピアニストは台湾出身で、日本、米国で音楽教育を受けたトリオで唯ひとりの「プロフェッショナル」. コロナ禍の中「自粛生活」で中断されていたシューベルトのピアノ・トリオ 第1番 D 898 op. 99 変ロ長調をひき続き弾くことにした.三人で弾くと大変なボリュームとエネルギー! ピアノ・トリオは編集者が最も好むアンサンブルのフォームのひとつで、一般的には、弦楽四重奏と違い、弦楽四重奏が常設のグループによるものが大半であるのに対して、ピアノ・トリオはそれぞれのソリストによる臨時の編成の場合が多い.但し近年、若い演奏家の中でトリオを組んで積極的に音楽活動をしているグループが目立つ.編集者が選んだレコーディングは、チェコ共和国出身の若いトリオ・グループ、Eben Trio.その名前 "Eben” はチェコの作曲家 Petr Eben (1929-2007)に由来し、2003年に発足したグループである.既に20年近く続いているこのグループは多数の難曲を積極的に演奏、レコーディングしている. https://www.youtube.com/watch?v=dQouSqtVvi4 ピアノ・トリオでヴァイオリンとチェロがピアノと同等の難度になったのはベートーヴェン以降の19世紀初頭からで、依って特にチェリストは(編集者のチェリストも同様)ベートーヴェン以降の曲を好む演奏家が多い. シューベルト、ピアノ・トリオ 第1番 D 898 op. 99 変ロ長調 アマチュアにとっては難曲であるが、依って大変に弾きがいのあるトリオ.第1番は1827年に作曲され、作曲された当時は歌曲集「冬の旅」や3曲のピアノ・ソナタ(第19番、第20番、第21番)が生み出された時期でもあった.シューベルトの死後1837年に出版されたため「遺作」とされている(Wikipedia). 願わくば、来年の春にコンサートをこの曲で開けたらと話している.やりがいのある一曲である.

  • 5/12/2021 In Search of Beethoven 「真のベートーヴェンを求めて」

    脚本・監督:フィル・グラブスキー ドキュメンタリー 所要時間:2時間19分 この2009年のドキュメンタリーは、次の言葉で始まる. 「私たちが人類について10の素晴らしいことを選ばなければならなかったら、おそらく間違いなくその中にベートーヴェンの作品が入っているであろう」 フィル・グラブスキーは、エマニュエル・アックス、エレーヌ・グリモー、ルイ・ラングレ、ロジャー・ノリントンなどの指揮者、パフォーマー、音楽史家のコメントも合わせて、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの人生とベートーヴェンが作曲した音楽を、このドキュメンタリーで紹介する. ベートーヴェンの名前が「フォン」ではなく「ヴァン」である理由など、ベートーヴェンに関する興味ある詳細も含まれている.ベートーヴェンがナポレオンに献呈するはずのエロイカ交響曲が(ナポレオンが皇帝として戴冠されたことを知り絶望し)ナポレオンへの献呈ををどのように掻き出したかを示す、エロイカ交響曲の実際のマニュスクリプトも登場する. ドキュメンタリーを通して、ベートーヴェンが住んでいた家々、彼が愛した女性達、ベートーヴェンの難聴が彼の生涯を通じてどれほど彼に「うつ病」の発作を引き起こさせたかも語られている. このドキュメンタリーは第9交響曲の素晴らしい演奏で終わる.第九はベートーヴェンがこれまでに生きた最高の芸術家の生涯を祝う完璧な結論であると思う. https://www.youtube.com/watch?v=dAkWBMdoBrQ https://www.youtube.com/watch?v=UtA7m3viB70

  • 5/5/2021 コロナ禍 “自粛生活” 後、初めてのアンサンブル

    日曜日の午後、コロナ禍 “自粛生活” 後、初めてのアンサンブルを自宅でホストした.一年以上の “自粛生活” を経験し、待ちに待ったVirtual ではない顔を合わせてのアンサンブル.既に皆(彼らの家族も含め)Pfizerワクチンの予防接種を2回受け、安全と言えば安全の音楽仲間.編集者(引退した日本人のヴァイオリニスト)を除き、今回のトリオ(ドイツ人のチェリスト、イタリア人のフルーティスト)のメンバーはそれぞれの自宅での就業が一年以上続き、今回が初めての ”待望“ の外出とか.ふたりともマスクをかけてお出まし. インターネット上で一年間弾いてやや疲れが出てきた今日この頃、耳だけを頼りのVirtualの演奏より、ボディー・ラングエッジ、呼吸のわかる、面と向かっての演奏は全く違う楽しみ、醍醐味がある.今、バッハの Musical Offering (音楽の捧げもの、BWV1079)を弾いている.来週から、ピアノ・トリオを再開.やっと限られた環境での ”通常の” 生活に戻り始めている. 音楽の捧げもの (Das Musikalische Opfer) バッハの Musical Offering (音楽の捧げもの、Musikalisches Opfer または Das Musikalische Opfer)BWV 1079は、ヨハン・セバスチャン・バッハによるキーボードのカノンとフーガ、その他のコンビ―ネーションによる音楽のコレクション. https://www.youtube.com/watch?v=WdmcabpiGYU 上記、YouTubeのビデオに要約されているように(フィクションなので詳細に関する真偽性にはやや疑問があるといわれているが、大体の筋書きはあっているようだ)1747年5月7日、バッハはポツダムにあるフリードリヒ2世の宮殿に招待された. 即興のスキルでよく知られているバッハに、フリードリヒは、上記のテーマをバッハに与え、フーガを即興するように求める.3声のフーガを即興で演奏したバッハに、次にフリードリヒは同じテーマで6声のフーガを即興で演奏するようバッハに挑戦した.バッハは「これだけ複雑なテーマの6声フーガの作曲には少し時間がかかる」と答え、ライプツィヒに戻ってから、Thema Regium「王のテーマ」を二か月で完成したといわれている.それがこのBWV 1079で、よく演奏される、フルート、ヴァイオリン、チェロ、ハープシコードによるトリオ・ソナタはその中の一部. https://www.youtube.com/watch?v=mVosipSUt2E フリードリヒ2世 (プロイセン国王) フリードリヒ2世は優れた軍事的才能と合理的な国家経営で知られ、啓蒙専制君主の典型とされる.フルート演奏をはじめとする芸術的才能の持ち主でもあり、ロココ的な宮廷人らしい万能ぶりを発揮した. バッハの次男(カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ)が1740年から1767年までフリードリヒ2世にチェンバロ奏者として仕えていた間に、父をフリードリヒ2世に紹介したのが、この「音楽の捧げもの」の発生と伝えられている. 1747年フリードリヒは35歳、バッハは62歳であった (Wikipedia). 追記:米国でのワクチン接種は着々と進んでいる中、インドの変異種が米国にも上陸し、現在インドからの渡航者は米国へ入国できない.変異種にも効果がある Booster Shot (追加注射) が秋にはできると聞いているが、そろそろ米国ではワクチン接種普及に伴い herd immunity(集団免疫)ができる可能性もあると話されている.まだまだ先がわからない現時点ではあるが、やっと少し通常に戻ってきた当地である.大変に長い一年であった.

  • 4/16/2021 「4月の嵐」コロラド

    コロラドに春は来ても4月16日にまた嵐 野花が寒そうに開花した

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