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  • 5/17/2021 フィルム・レビュー「Silvarado、シルヴァラード」

    PG-13 主演:ケヴィン・クライン、ケヴィン・コスナー、スコット・グレン、ダニー・グローバー、ロザンナ・アークエット、ジョン・ クリーズ、ジェフ・ゴールドブラム、ブライアン・デネヒー、リンダ・ハント 監督:ローレンス・カスダン、マーク・カスダン 作成:ローレンス・カスダン 「シルヴァラード」が1985年に製作されたとき、アメリカン・ウエスタンはもはや人気のあるジャンルではなく、クリント・イーストウッドの「ペイル・ライダー」を除いて、その年に製作された唯一のカウボーイ映画であった.当時、観客はより軽いエンターテインメントを望んでいたので、おそらく「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が当時リリースされたナンバー・ワンの映画だった. 「シルヴァラード」は楽しいアメリカン・ウェスタン映画だと思う.勿論、馬に乗ったカウボーイ、善人と悪人の間の銃撃戦も登場するけれど、このフィルムはより現代的な仕法で作られている.心、暖かさ、そしてユーモアに満ちており、いわゆる一時代前の西部劇よりもはるかに優れた演技が役者に期待されている.主人公達は、自分たちで誇りには思っていないことを「生き残るためにやってきた」輩たち、欠陥のある人間でも、彼らを結びつけるのは友情、名誉、家族.彼らは皆好感の持てるキャラクターであり、彼らが「悪者」に勝つことを自然に望んでしまう. 監督のローレンス・カスダンは、当時、注目に値するが無名であった俳優たちを集めた.主演の一人、ケヴィン・コスナーは、後年、巨大な興行収入のスターになり、アカデミー賞を受賞した.実際「シルヴァラード」はケヴィン・コスナーの最初のセリフのある役で、彼の最初の役もカスダンの映画(「ビッグ・チル」)であったが、「ビッグ・チル」では彼のすべてのセリフがカットされ、視聴者は、コスナーが葬式のために服を着ている首から下までの彼の体を見るのみだった. 「シルヴァラード」はニュー・メキシコ州サンタフェの近くで撮影され、景色は美しく、映画のストーリの背景としてしてはピッタリ.「シルヴァラード」の町のために作成されたセットは、後に「Lonesome Dove、ロンサム・ダブ」、「All the Pretty Horses、すべての美しい馬」、「The Wild、Wild、West、ワイルド、ワイルド、ウェスト」などを含む他の多くの映画に使用された. カスダンは Old West(旧い西部)にぴったりの、素晴らしい脚本、優れた演技、心温まるシナリオ、等々、すべての詳細を現代の聴衆のために、フィルム「シルヴァラード」に大集計した. https://tubitv.com/movies/591116/silverado?start=true https://en.wikipedia.org/wiki/Silverado_(film)

  • 5/12/2021 In Search of Beethoven 「真のベートーヴェンを求めて」

    脚本・監督:フィル・グラブスキー ドキュメンタリー 所要時間:2時間19分 この2009年のドキュメンタリーは、次の言葉で始まる. 「私たちが人類について10の素晴らしいことを選ばなければならなかったら、おそらく間違いなくその中にベートーヴェンの作品が入っているであろう」 フィル・グラブスキーは、エマニュエル・アックス、エレーヌ・グリモー、ルイ・ラングレ、ロジャー・ノリントンなどの指揮者、パフォーマー、音楽史家のコメントも合わせて、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの人生とベートーヴェンが作曲した音楽を、このドキュメンタリーで紹介する. ベートーヴェンの名前が「フォン」ではなく「ヴァン」である理由など、ベートーヴェンに関する興味ある詳細も含まれている.ベートーヴェンがナポレオンに献呈するはずのエロイカ交響曲が(ナポレオンが皇帝として戴冠されたことを知り絶望し)ナポレオンへの献呈ををどのように掻き出したかを示す、エロイカ交響曲の実際のマニュスクリプトも登場する. ドキュメンタリーを通して、ベートーヴェンが住んでいた家々、彼が愛した女性達、ベートーヴェンの難聴が彼の生涯を通じてどれほど彼に「うつ病」の発作を引き起こさせたかも語られている. このドキュメンタリーは第9交響曲の素晴らしい演奏で終わる.第九はベートーヴェンがこれまでに生きた最高の芸術家の生涯を祝う完璧な結論であると思う. https://www.youtube.com/watch?v=dAkWBMdoBrQ https://www.youtube.com/watch?v=UtA7m3viB70

  • 5/12/2021 ピアノ・トリオを再開

    ピアノ・トリオのレハーサルを一年ぶりに自宅で再開した.“Monats-Trio” のメンバーは、先週ご紹介したドイツ人のチェリストと、ピアニストは台湾出身で、日本、米国で音楽教育を受けたトリオで唯ひとりの「プロフェッショナル」. コロナ禍の中「自粛生活」で中断されていたシューベルトのピアノ・トリオ 第1番 D 898 op. 99 変ロ長調をひき続き弾くことにした.三人で弾くと大変なボリュームとエネルギー! ピアノ・トリオは編集者が最も好むアンサンブルのフォームのひとつで、一般的には、弦楽四重奏と違い、弦楽四重奏が常設のグループによるものが大半であるのに対して、ピアノ・トリオはそれぞれのソリストによる臨時の編成の場合が多い.但し近年、若い演奏家の中でトリオを組んで積極的に音楽活動をしているグループが目立つ.編集者が選んだレコーディングは、チェコ共和国出身の若いトリオ・グループ、Eben Trio.その名前 "Eben” はチェコの作曲家 Petr Eben (1929-2007)に由来し、2003年に発足したグループである.既に20年近く続いているこのグループは多数の難曲を積極的に演奏、レコーディングしている. https://www.youtube.com/watch?v=dQouSqtVvi4 ピアノ・トリオでヴァイオリンとチェロがピアノと同等の難度になったのはベートーヴェン以降の19世紀初頭からで、依って特にチェリストは(編集者のチェリストも同様)ベートーヴェン以降の曲を好む演奏家が多い. シューベルト、ピアノ・トリオ 第1番 D 898 op. 99 変ロ長調 アマチュアにとっては難曲であるが、依って大変に弾きがいのあるトリオ.第1番は1827年に作曲され、作曲された当時は歌曲集「冬の旅」や3曲のピアノ・ソナタ(第19番、第20番、第21番)が生み出された時期でもあった.シューベルトの死後1837年に出版されたため「遺作」とされている(Wikipedia). 願わくば、来年の春にコンサートをこの曲で開けたらと話している.やりがいのある一曲である.

  • 5/5/2021 コロナ禍 “自粛生活” 後、初めてのアンサンブル

    日曜日の午後、コロナ禍 “自粛生活” 後、初めてのアンサンブルを自宅でホストした.一年以上の “自粛生活” を経験し、待ちに待ったVirtual ではない顔を合わせてのアンサンブル.既に皆(彼らの家族も含め)Pfizerワクチンの予防接種を2回受け、安全と言えば安全の音楽仲間.編集者(引退した日本人のヴァイオリニスト)を除き、今回のトリオ(ドイツ人のチェリスト、イタリア人のフルーティスト)のメンバーはそれぞれの自宅での就業が一年以上続き、今回が初めての ”待望“ の外出とか.ふたりともマスクをかけてお出まし. インターネット上で一年間弾いてやや疲れが出てきた今日この頃、耳だけを頼りのVirtualの演奏より、ボディー・ラングエッジ、呼吸のわかる、面と向かっての演奏は全く違う楽しみ、醍醐味がある.今、バッハの Musical Offering (音楽の捧げもの、BWV1079)を弾いている.来週から、ピアノ・トリオを再開.やっと限られた環境での ”通常の” 生活に戻り始めている. 音楽の捧げもの (Das Musikalische Opfer) バッハの Musical Offering (音楽の捧げもの、Musikalisches Opfer または Das Musikalische Opfer)BWV 1079は、ヨハン・セバスチャン・バッハによるキーボードのカノンとフーガ、その他のコンビ―ネーションによる音楽のコレクション. https://www.youtube.com/watch?v=WdmcabpiGYU 上記、YouTubeのビデオに要約されているように(フィクションなので詳細に関する真偽性にはやや疑問があるといわれているが、大体の筋書きはあっているようだ)1747年5月7日、バッハはポツダムにあるフリードリヒ2世の宮殿に招待された. 即興のスキルでよく知られているバッハに、フリードリヒは、上記のテーマをバッハに与え、フーガを即興するように求める.3声のフーガを即興で演奏したバッハに、次にフリードリヒは同じテーマで6声のフーガを即興で演奏するようバッハに挑戦した.バッハは「これだけ複雑なテーマの6声フーガの作曲には少し時間がかかる」と答え、ライプツィヒに戻ってから、Thema Regium「王のテーマ」を二か月で完成したといわれている.それがこのBWV 1079で、よく演奏される、フルート、ヴァイオリン、チェロ、ハープシコードによるトリオ・ソナタはその中の一部. https://www.youtube.com/watch?v=mVosipSUt2E フリードリヒ2世 (プロイセン国王) フリードリヒ2世は優れた軍事的才能と合理的な国家経営で知られ、啓蒙専制君主の典型とされる.フルート演奏をはじめとする芸術的才能の持ち主でもあり、ロココ的な宮廷人らしい万能ぶりを発揮した. バッハの次男(カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ)が1740年から1767年までフリードリヒ2世にチェンバロ奏者として仕えていた間に、父をフリードリヒ2世に紹介したのが、この「音楽の捧げもの」の発生と伝えられている. 1747年フリードリヒは35歳、バッハは62歳であった (Wikipedia). 追記:米国でのワクチン接種は着々と進んでいる中、インドの変異種が米国にも上陸し、現在インドからの渡航者は米国へ入国できない.変異種にも効果がある Booster Shot (追加注射) が秋にはできると聞いているが、そろそろ米国ではワクチン接種普及に伴い herd immunity(集団免疫)ができる可能性もあると話されている.まだまだ先がわからない現時点ではあるが、やっと少し通常に戻ってきた当地である.大変に長い一年であった.

  • 4/16/2021 本のレビュー「銀河鉄道の父」門井慶喜著

    <本の内容> 教科書にも登場する「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」などで有名な童話作家の宮沢賢治.その父親、宮沢政次郎 (1874年生まれ) の半生を描いた門井慶喜による作品. 岩手県で裕福な質屋を経営する政次郎.親子3代で暮らす一家の主として、威厳を保たねばならない.一方で息子の賢治は周囲の貧しい農民から吸い取った利益で恵まれた生活ができたという思いに苦しめられる.賢治は教師と作家の両立を選び、仏教や農村の生活改善に情熱を注ぐことで知られているが、学生時代は虚弱体質ながら人造宝石や飴工場経営など、あれこれと浮かぶ突拍子もない計画の資金を政次郎に頼る放蕩ぶりが原因で、一時は親子の関係が断絶したことも記されている.家族にまつわるエピソードとして、優秀だった娘が肺炎で死に至ったときを含め、政次郎は子供たちが病気になる度に自ら一晩中看病する様子も書かれている. <ブッククラブ・メンバーの感想> · 最近「親は子供の成長に口には出さないが一喜一憂している」というブログを読み、私の親もそうだったに違いないと、この本を読みながら、自分を振り返るきっかけにもなった.自分が親になることがなかったので、子供と共に成長するという機会がなかったけれど、すこし理解できた気がする.父親の威厳を保つために、本音が言えなかった宮沢賢治の父親のように、どこの国の家庭でも「父親の威厳」を保つために、父はアタフタできない様子には共感する. そして娘の臨終のときも、賢治に押されてしまい遺言が記せなかった場面を読み涙しながらも、滑稽でもあると感じた.そして、賢治の一貫性がない人生も意外であった.同じ岩手出身の石川啄木と混同し、清貧を絵にかいた様な人かと思っていたが、父親のお金でキャンディ工場や人工宝石などの夢の様なアイデアは、どこか童話につながったのかもしれない. · 宮沢政次郎の息子に対する深い愛情、そしてその父の視線でとらえた宮沢賢治の姿を描いたところが楽しく読めた.政次郎が思っていることを言わずに自分の胸の内にしまっている場面が何度もあったが、私の父は生前無口で、今思えば我父も「いっぱい言いたいことがあったのだろうなぁ」と回想している. · 読んだ後、心が暖かくなる気持ちがする本でとてもよかった.ブック・クラブでメンバーの一人が、「このお父さんに母性的なところを感じる」との感想が印象に残った. · 父親、政次郎の目線で描かれた宮沢賢治はとても面白かった! 読みはじめた時は「一体どこまでが本当の話なのか」気になっていたが、途中から気にならなくなるほどのめり込んで読んだ.宮沢賢治のドラ息子ぶりにはちょっとびっくりしたが、終盤でそれが変わってホッとした. https://www.youtube.com/watch?v=-xWqoxXF2GY https://www.youtube.com/watch?v=cZ3Nh6QhqAs

  • 4/16/2021 「4月の嵐」コロラド

    コロラドに春は来ても4月16日にまた嵐 野花が寒そうに開花した

  • 4/16/2021 フィルム・レビュー「Normal People、普通の人たち」

    定格: R スター: デイジー・エドガー・ジョーンズ、ポール・メスカル 監督: レニー・アブラハムソンと、ティ・マクドナルド 脚本: サリー・ルーニー、アリス・バーチ サリー・ルーニーの小説に基づいた、このBBC / Huluミニ・シリーズは12本の30分のエピソードから成り立っている.物語はアイルランドの2人の高校生、マリアンヌとコネルのラブ・ストーリー.どちらも非常に明るい性格だが、性格は対照的.コネルは学校の成績はよく、才能あるアスリートであり、学校の人気者でもある.マリアンヌも非常に優秀な学生ではあるが、彼女の攻撃的な性格は、大人や学友と厳しく口論する傾向があり、この性格から、彼女は頻繁に仲間の学生から嫌がらせをくう. 彼らの性格の違いに加えて、2人は異なる生い立ち、経済的背景と母親を持っている.マリアンヌは裕福な家族の出身で、彼女の母親はめったに家にいない法廷弁護士.母親が家にいるときの、母と娘の関係は冷たく緊張している.コネルの母親は賢く、親切で、とても寛容.彼女はマリアンヌの家族のメイドとして働いている.それがきっかけで、コネルとマリアンヌはお互いを知るようになる.コネルは放課後毎日、マリアンヌの家に母親を迎えに行く.これにより、ふたりは学校外でお互いを知る機会を得る.すぐに、ふたりは親しくなり、恋人同士になる.ふたりともお互いを愛していることを世間に知られたくない.そしてその秘密が彼らの関係にプレッシャーをかけ、逢ったり、逢わなかったりの繰り返しが続く. 彼らは高校卒業後ダブリンにあるトリニティ・カレッジに通うことを決め、ふたりとも合格する.しかし、彼らの秘密の関係からくるプレッシャーにより高校卒業前に彼らは別れる.トリニティでの最初の大学生活の数年間、ふたりは決してお互いに近寄らなかった.ふたりとも新しいパートナーを見つけ、共通の友人の招待を受けて再会する日まで、それぞれの大学生活を楽しんでいた.最初のシーズン(12本の30分のエピソード)は、ふたりが再会し、お互いへの愛情とそれがもたらす新たな関係を再燃焼させるところで終わる. 「Normal People 普通の人たち」の続編シーズン2があるという話があるが、これを書いている時点では未定.リード女優と男優、両者とも素晴らしく、ストーリーに非常に説得力があり、私はこのシリーズ1を大変楽しんで観た. https://www.youtube.com/watch?v=x1JQuWxt3cE https://www.youtube.com/watch?v=eVXvBCY1f7g

  • 4/10/2021 アメリカ・アニメーションのゴールデン・エイジ、Looney Tunes

    1930年代後半から60年代頃までの黄金時代に制作されたLooney Tunesの作品をご覧になられたり、そうでなくともキャラクターに見覚えのある方は多いと思う. Looney Tunesのキャラクターや作品制作に関わった初期のチームメンバーは大変に冴えた、またエキセントリックとも言えるアイディアの持ち主の集まりで、中心人物であったディレクターのチャック・ジョーンズは芸術・音楽に精通していた. そのため、Looney Tunesの作品にはクラッシック音楽を扱った楽しい作品が数多くある. その中から3点ほど、抜粋場面をご紹介したい. Looney Tunesの代表作としておそらく一番有名なのは、ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」を題材にした「What’s Opera Doc? (1957年)」ではないだろうか. https://www.youtube.com/watch?v=TJI_gygXsfs 私もこのメロディーが耳に入ってくると、決まってBugs Bunnyが頭に浮かんでしまう. 添付の映像は途中で切れているが、この後に続くBugs Bunnyのコンテンポラリー・バレエの動きも本当のバレリーナを見ているようで楽しい. 「Rabbit of Seville (1950年)」も有名で、こちらは言わずと知れたロッシーニの「セビリアの理髪師」が題材であり、特にこの軽快な音楽に乗ってBugs Bunnyが宿敵Elmer Fudd のつるつる頭をマッサージする様子はとてもコミカルだ. 最後は何故か二人があれよあれよという間に結婚して、モーツアルトの「フィガロの結婚」で終わるのも楽しい. https://www.youtube.com/watch?v=od4vxA-6DEs(頭マッサージのシーン) https://www.youtube.com/watch?v=iiYW2d7RWw4&t=10s(床屋及び結婚のシーン) パフォーマンスを見ていて一番楽しいと思うのは「Rhapsody Rabbit(1946年)」で、曲はリストのピアノ独奏曲「ハンガリー狂詩曲」. リスト自身がスーパースター・ピアニストでもあったので、彼のレパートリーは難曲が多いことで知られている.この最後のシーンの功名さ、愛らしさには毎回感心してしまう. https://www.youtube.com/watch?v=WqGEeymMzQM こちらにご紹介したのはほんの一部だけれど、いずれの作品も楽曲のムードとキャラクターの動きが実にうまくマッチしていて素晴らしい. Looney Tunesの漫画のユニークな点は、これらの作品が必ずしも子供をオーディエンスとして作られたものではなかったということで、なるほど、大人の私も大好きだ. また特筆したいのは声優のメル・ブランクの素晴らしさで、彼は(確か)Elmer Fuddを除く全てのキャラクターの声を作り上げ、一人で演じ分けていた. オペラシーンやTweety の歌からなども分かるように、ブランクは歌も達者だった. しかもただ歌うのではなく、それぞれのキャラクターの声で歌うというのは並大抵の技ではないだろう. 最後に、チャック・ジョーンズがキャラクターやストーリーを発展させる際念頭においていた基本的な理念を分かりやすく説明しているビデオがあったのでご紹介する. 彼が音楽・芸術に精通していたことからも分かるように、ジョーンズは「読書」を通じて知らないことを発見することの重要さを強調している. https://www.youtube.com/watch?v=kHpXle4NqWI&t=425s Looney Tunes、ご興味があったらぜひご鑑賞ください. クラッシック音楽だけでなく、ジャズを扱ったものにも三匹の子ブタなどを始めとして素晴らしい作品がたくさんあります.

  • 3/9/2021 「リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」大阪「あべのハルカス」

    今日は大阪 天王寺にある近鉄百貨店の隣の「あべのハルカス」の美術館、「リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」と、ハルカス展望台(60階)に出来るだけ空いてる時間帯に行ってきました. リヒテンシュタイン侯爵至宝展は沢山の展示があったのですが、写真を撮っても良い部屋は当然ですが最後の1部屋だけで、その部屋で展示されていたいくつかの作品の写真をご紹介します. ハルカス展望台は今年で7周年記念ですが、建築当初はビルとしては日本一、世界一高い建物でした.タワーとしては東京タワーとスカイツリーがありますが... https://www.youtube.com/watch?v=euLbK4EhNPE https://www.aham.jp/exhibition/future/liechtenstein/

  • 4/9/2021 デジタル・ステージ「バロックとそれを越えて」コンサート4月9日より開催

    アメリカの若いピアニスト、カレン・ハコビアンからコンサートお知らせのメールが届きました.ブログ「音楽と友と」の読者の皆さまに知っていただきたいと思いお送りします.数年前、カレンが何度か日本を訪れたとき、私のピアノでコンサートの前に練習するために彼を自宅に迎え、知り合ったといういきさつです.元子 https://www.youtube.com/watch?v=G-sRbTiJdi0 親愛なる友へ、 舞台芸術にとってこのような先の見えない困難な時期を経て、4月9日よりモニラ財団のデジタル・ステージにより第四シーズン「バロックとそれを越えて」("Baroque and Beyond")をストリーミング・チャンバー、ピアノ、オーケストラと多様なコンサートをお届けできることを嬉しく思います.このシーズンは、芸術監督であり指揮者である私カレン・ハコビアンが率いるペガサスの主要プレーヤー、ゲスト・アーティストは、2007年チャイコフスキー・コンクール金メダリストであるセルゲイ・アントノフ(チェロ)、国際的に高く評価されているピアニスト、ヴャチェス・ラフグリャズノフとアシヤ・コレパノワが熱演します.私たちはモニラ財団と協力して最高質のデジタル・プことを確信しています. 今シーズンの特徴は、世界中のどこからでもアクセスでき、チケットは9回のコンサートがわずか120ドルで、2022年12月31日まで制限なしでいつでも視聴できることです.シングルチケット(15ドル)ではその日のイベントのプレミアから始まるプログラムに2週間アクセスできます.詳細は、 http://www.monirafoundation.org/pegasus/ をご覧ください。 4月9日午後8時にキックオフされるプログラムは、ヴァイオリン、フルート、チェンバロの最も革新的なバロックの傑作がプリンシパルのエドソン・シェード(ヴァイオリン)、藤井香織(フルート)、創設者兼芸術監督のカレン・ハコビアン(チェンバロ)により演奏されます.詳細はこちらをご覧ください.皆さまのご理解とサポートをお待ちしています. https://www.youtube.com/watch?v=-u_NIfOxm-4 カレン・ハコビアン ピアニスト/作曲家/指揮者 芸術監督-ペガサス:オーケストラ デジタルシーズンについて、ペガサスの創設者であるカレン・ハコビアンとのインタビュー https://www.youtube.com/watch?v=-u_NIfOxm-4

  • 4/6/2021 本のレビュー「ペスト」アルベール・カミュ著

    〈作者と内容〉「ペスト」はフランス人作家アルベール・カミュの代表作. 1913年生まれ.29歳で「異邦人」を出版し、40代でノーベル文学賞受賞.「ペスト」は、カミュ自身が生まれた当時のフランス領アルジェリアが舞台.ある街がネズミからのペスト菌に侵されてしまう. 民衆が感染し、死亡していく中、そこに住む医師リウーや、神父パヌルーなど、立場が異なる人間の葛藤や争い、人間模様を描いた、1947年に出版された小説である. 主な登場人物: · リウー 医師(妻はパリで療養中) · タルー 彼の手帳がこの作品の鍵(リウーの医療活動を手伝う) · グラン 下級役人 · パヌルー 神父(人間の罪深さがペストを巻き起こしたと言う) · オトン 判事 · コタール 犯罪者 · リシャール 医師会長 · ランベール 新聞記者(フランスへの帰国を断念し医療活動を手伝う) <ブッククラブでの感想> (この本は2020年の4月の課題図書) コロナ禍の2020年、「私達の行く末がこの本に書いてあるのではないか. 人間の心情は人種を問わず同じだから」という期待があった. どの登場人物にも自分に重なる弱さを見つけたが、登場人物が医者、神父、記者など中年のおじさん(!?) ばかりで、硬いまま進んでいくので「まだ続くの?」と感じた部分もあった(女性は登場せず、恋愛なども無い). アルジェリアというイスラム教の土地柄、当時の伝染病禍においては特定された人が外出できたのかもしれない. とは言え、いくつもの層になっている様に感じる本でカミュ自身に興味が湧いた.サルトルと決別し、彼の主義主張を考えると、読後は(理解よりも)質問の方が多くなっていった.この本を若くして書いたカミュは、興味深くも謎めいた作家だと思う. 第二次大戦中、ドイツ占領下だったフランスのメタファーの意味もあるのではないか?政府や人々が尊厳を持って肉体的にも精神的にも苦境に立ち向かう状況に行きつくまでの心境は、戦禍もコロナ禍も似ている. ペストとコロナとは病気としては違うが、アンコントローラブルという意味では同じ.さすがノーベル賞作家の本であると思うのはトニ・モリスンと同様、作品に厚みがあり、描写が深く丁寧だと思った.と同時に、やはり翻訳本だと日本語が硬くてこなれていない感じもあった.登場人物はどの人にも味があり、私の現状はどちらかというとその他大勢という感じ. 個人的には自分でも少しは可能かなと思い、そうありたいと願う姿はグランだと思う.小説の書き出しを何度もやり直すのは笑ってしまうが、こういうことに執着するところは自分にも重なるところがある.リウーは魅力的だが、私にはこれほどの誠実さも反抗する気力も力もないと思う.どの人物も魅力的で面白かった.登場人物が男性ばかりだったのはちょっと残念だったが、それは時代背景なのかとも思った.同時にリウーの母親はマリア像として圧倒的な存在であることは確かだと思う.今回のコロナのニュージーランドの対応と、ドイツの対応を扱った、女性首相を中心にした本が出ると面白いと思う. 私自身は当初この本を手に取った時、藁をもつかむ思いだった.何か手掛かりを求めて、無知な自分と現実とのギャップを埋めようとしていたように思う.ただ、あれよという間に、感染の歴史やウィルス関連モノと併せて乱読状態に陥り、この本だけとりわけ「読みづらい」と認知するゆとりはなかったが、案外、希望や信頼がちりばめてあるし、人物像に心惹かれるものもあり、つい課題図書として薦めてしまった. 一度読んだだけでは作家の意図が理解できない、というのが読み終えた直後の感想であって、ノーベル賞作家だけに文章のひとつひとつが丁寧で深い意味が込められているように感じられた.今回はそれを理解しようとする時間に余裕がなかったのと、日本語訳がすんなりと入ってこなかったのが残念であった. https://www.dailymotion.com/video/x7ta435 https://www.dailymotion.com/video/x7taeu5 https://www.dailymotion.com/video/x7taewo https://www.dailymotion.com/video/x7taujc https://news.yahoo.co.jp/articles/584ad507c4c660b07626ced4ff8badf72e8abcf5

  • 4/5/2021 映画レビュー「ミナリ」(セリ)

    出演:スティーブン・ユン、イェリ・ハン、ユ・ジョン・ヨン、ウィル・パットン、アラン・キム、ノエル・ケイト・チョ 監督:リー・アイザック・チョン 脚本:リー・アイザック・チョン 定格:PG-13 リー・アイザック・チョンによるこの半自伝的映画は、韓国人の家族がアメリカでの生活に順応していく過程を描いた移民の物語で、家族がお互いへの愛情を確かめ合いながら人生の浮き沈みを乗り越えていく「人間ドラマ」でもある. 映画の焦点は、1980年代に、より豊かな生活を求めて母国韓国を後にし、カリフォルニアに移住するジェイコブとモニカという夫婦の物語.生まれたてのニワトリの雌鶏の識別を職業としながら、彼らは2人の子供を育てるが、物価の高いゴールデン・ステート(カリフォルニア)に住む余裕がないため、成功を夢にアーカンソーに引っ越す. 彼らが新しい家に到着したとき、モニカは、ジェイコブが農業をするという彼の夢を実現するために、命がけで節約したわずかの貯金を全て費やして、少しの土地を購入したことを知ってショックを受けた.その土地には壊れかけた古いトレーラーがあり、家族は農場を立ち上げるまで、チキン・セクサー(鶏の識別)の仕事を続けながらそのトレーラーで生活を始めなければならなかった. ジェイコブとモニカは日常の仕事の量に圧倒されて、まだ韓国に住んでいるモニカの母親を呼び寄せ、2人の子供達の面倒を見てもらう.スン・ジャ(ユ・ジョン・ヨンが祖母役を演じる)の登場により、状況は劇的に変化する.彼女は愛情深いが口汚い祖母である.若い孫デビッド(アラン・キム)と彼女の関係は面白く優しく描かれている.スン・ジャは義理の息子が知らないミナリ(セリ)という植物を母国から持ってきて、川のそばに植える.ミナリ(セリ)は東アジアで育つ植物で、パセリのような味で、サクサクした茎を持つ食用の植物.ミナリ(セリ)は豊富な水を必要とする.映画の終わりに、なぜこの映画にこの植物にちなんだ名前が付けられたのかがわかった.ミナリ(セリ)は「生きるために十分な水を与えられれば、逞しく生きていくこの勇敢でタフな家族」の象徴であったのだ. 「ミナリ」は、2020年のサンダンス映画祭での大賞を含むいくつかの賞を受賞し、2021年4月後半に決定される最優秀作品賞を含む6つのアカデミー賞にノミネートされている. https://eiga.com/movie/94385/ https://eiga.com/movie/94385/ https://eiga.com/movie/94385/ https://www.youtube.com/watch?v=KQ0gFidlro8

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