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  • 執筆者の写真Takeaki Iida

8/7/2021 展覧会にて「ある画家の絵と私」


ご案内を頂いていた「第35回記念日洋展(2021)」を大阪市立美術館新館に7月21日に観に行きました. この展示会は略100号という大きなキャンバスに描いた具象派の作品のみを展示するもので、お目当ての画家の「いにしえの光を求めて」という作品がどのような風景か、その場で観るまでは分からないわくわく感を持って大阪の天王寺へ行きました. 出展作品150点余の会場をゆっくり回りお目当ての作品の前に立つと、何か不思議な安ど感というか、以前出会ったヨーロッパの風景とそこからイメージする具象の風景との融合に引き込まれて、暫し静かに作品を味わう贅沢な時を過ごしました.


「いにしえの光を求めて」



私がこの画家の作品に初めて出会ったのは3年前の大阪・梅田の某百貨店本店で開催されたこの画家の風景画の個展で、その時のこの画家の描く“実際の風景画ではなく、さりとて空想画でもない優しいファンタジーの世界”のような独特の世界に惹かれて、その後の展示会への作品の出展を大阪の西天満、神戸のアートギャラリー、再度、昨年の大阪・梅田の某百貨店本店での個展開催等にと重ねて出掛けています.


「湖畔の朝」


私はこれまでも絵画を鑑賞するのは好きで、特に、ヨーロッパのドイツやアメリカのニューヨークに仕事で駐在していた9年間には、寸暇を惜しんで出張先の欧州ではパリやロンドン、アムステルダム、ウイーン、ミラノ、フィレンツエ、ベネチア、マドリッド等又米国ではシカゴ、ボストン等でも美術館を観て歩いていました.最近では、これまで機会の無かったロシア旅行を2018年に実現させて、サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館を鑑賞出来たことで美術館巡りには一応の達成感を感じていた次第です.


我が家の部屋を飾る「秋深まる頃に」


この画家の作品に出会ってからは、小さな作品で気に入った絵を手元に置いてみたいと思うようになり、やっと昨年の大阪・梅田の某百貨店での個展で、その夢を実現することが出来ました. その画家の名前は有賀麻里さんと言います. 絵画鑑賞をするにしても、その絵の作者の思いがどこにあるかを、会場等で時間が許すときに話が聞けることが、大変贅沢な時間だと最近つくづく感じるようになりました.

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