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5/24/2026 白寿(99歳)のテノール独唱会
白寿(99歳)といえば、日々を無事に過ごしているだけでも稀な年齢です.余生の楽しみ方は人それぞれですが、私は会社員時代の知人である安藤勉さん(白寿)のテノール独唱会を聴きに、明石市の明石市立市民会館アワーズ大ホールへ出かけました. まず驚かされたのは、1268席という大きなホールにもかかわらず、ほぼ満席に近い観客が集まっていたこと.そして、あえてマイクを使わず、生の声だけで大ホールを歌い切った数々の歌曲です.プログラムをご覧いただければ分かるように、第1部は愛唱歌、山田耕筰、平井康三郎の作品、第2部は英米・ドイツ歌曲、イタリア歌曲、オペラ・アリアと、実にバラエティ豊かな構成で、聴衆を飽きさせない内容でした. 全プログラムを歌い終えた後のアンコールでもさらに3曲(「オー・ソレ・ミオ」「初恋」「浜辺の歌」)を歌い切り、なお余裕を感じさせる体力と気力には、私だけでなく会場を埋め尽くした聴衆全員が元気をもらって帰路についたのではないかと思います.私が特に心惹かれたのはイタリア歌曲のパートでした.数年前、イタリアへ2週間の旅行ツアーに出かけた際、ナポリでの

Takeaki Iida


5/22/2026 音楽家と作品への雑感「バッハ」
第18章 ヨハン・セバスチャン・バッハ (Johann Sebastian Bach) (1685年~1750年, 65歳没) 生地アイゼナッハ(Eisenach)はチューリンゲン(Thüringen)の森の西北端に位置する小さいながらも文化的な都市で、バッハは父親ヨハン・アンブロジウス・バッハ (Johann Ambrosius Bach) の第八子として生まれた. バッハは200年間にわたり音楽家を輩出してきたバッハ一族の中の最大の音楽家.であり、代々、熱心なプロテスタント信者でもあった. 9歳で母を10歳で父を亡くしてからオールドルフ(Ohrdruf) のオルガン奏者であった長兄のヨハン・クリストフに引き取られ、ここで学校並びに音楽教育を施された。15歳(1700年)からはリューネブルク(Lüneburg)の移り、アルンシュタット(Arnstadt)、ミュールハウゼン(Mühlhausen)で教会オルガニストを務めた後、1708年ザクセン=ワイマール公(Sachsen-Weimar Highness)の宮廷オルガニストとなり、1714

Takeaki Iida


3/19/2026 音楽と友情
多忙な日常の中で暮らしていると、音楽は私たち音楽愛好家にとって欠かせない存在になります.特にクラシック音楽は、演奏人口が減っていると言われる中でも、その深い芸術性と豊かな感性によって心を潤し、繊細な感情を揺さぶってくれます. 音楽の魅力は、個人の感性を刺激するだけでなく、友情を育む力を持っていることをご存じでしょうか.私自身、演奏を通じて多くの友人と出会い、絆を深めてきました.また、老後施設での演奏やアマチュア仲間とのリサイタル、発表会を通じて、演奏者同士だけでなく、聴いてくださる方々との間にも温かい交流が生まれます.音楽の友は、単なる趣味の仲間ではなく、人生を共に歩むパートナーと言ってもよい存在です. 音楽が友情を深める理由 音楽が友情を育む力は、単なる「共通の趣味」を超えています.音楽を一緒に聴いたり演奏したりすることで共鳴し、自然と距離が縮まります.また、音楽は言葉を超えたコミュニケーション手段でもあり、演奏を通じて互いの感性や価値観を理解し合うこともできます. もちろん、価値観が合わない場合には反対の結果を生むこともあり、アンサンブルがう

Emi Igarashi / Editor
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