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  • 執筆者の写真Emi Igarashi / Editor

1/14/2021 プッチーニ歌曲、トスカ、アリア 「星は光りぬ」


114日の選曲は1900114日にローマで初演されたジャコモ プッチーニ作曲のオペラ、トスカ中のアリアでカヴァラドッシ(テノール)によって歌われる「星は光りぬ」E lucevan le stelle (And the stars were shining).ルチアノ パバロッティの十八番でもあるこのアリアは聞く前に涙が出てくるという(特に女性の)オペラファンもいる. 



Burton-Hillの解説よると「オペラは、誇張されたストーリーとハイドラマを要求する.1900年の114日にローマで初演されたプッチーニのトスカも例外ではない.焼けるような感情(そして素晴らしい音楽)が舞台を豊満し、このアリアが歌われる第3幕で、歌手のフロリア・トスカに恋をし、複雑な陰謀(欲望、裏切り、通常のオペラの成り行き)に巻き込まれた画家のマリオ・カバラドッシが死刑を待ってるときに歌われるアリアだ.彼は処刑までにあと1時間あるとたった今言われたところだ.」


Svani per sempre il sogno mio d'amore (My dream of love has vanished for ever)

私の愛の夢は永遠に消え失せた

L'ora e fuggita, e muoio disperqto! (That moment has vanished, and I die in despair!)

時は去り そして私は絶望して死ぬ!

E muoio disperato! (And I die in despair!)

絶望して死ぬ!

E non ho amato mai tanto la vita, tanto la vita! (And never before have I loved life so much, loved life so much!)

私はいままでにこれほど命を恋しく思ったことがない!



日本の伝統芸術である歌舞伎とオペラには共通点が多々ある.これに関しては色々書かれているが、簡単に言うと、どちらも西暦1600年前後に民衆芸能として誕生し、その後、洗練され発展し、今日の舞台芸術・演劇(芸能)として完成に近い形として残ったということだ.両者とも「歌と台詞の中間」のような役者の語り歌で始まり、現在の凝った衣装、舞台装置、効果音を使うようになった.残念ながら大きな違いは、オペラは400年をかけて世界中に広まったが、歌舞伎は日本独特の古典芸術として日本の役者のみにより演じられていることだ.現在見られる面白い共通点は、時代物だけではなく、両者とも現代オペラ、現代歌舞伎の制作、プロモーション、上演に努力している.




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