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  • 執筆者の写真Takeaki Iida

3/4/2021 地域発の自主映画「にしきたショパン」3月26日 宝塚市売布「シネ・ピピア」で公開

新作映画「にしきたショパン」が3月26日(金)より「シネ・ピピア」(宝塚市売布)で公開される.公開に先立ち、作品を制作した監督とプロデューサーを交えて開かれた2時間に及ぶオンライン・イベント(日本ポーランド協会関西センター主催)にZoomとYouTubeで視聴することが出来た.小生はこの作品について、制作者の思い、ポーランドの歴史と日本との関わり等々を身近に感じ取ることが出来たので、その記録メモをご紹介したい.


上映は3月20日(土)より「元町映画館」(神戸)、「シネ・ヌーヴォ」(大阪)、「池袋 シネマ・ロサ」(東京)、3月26日(金)より「京都みなみ会館」(京都)等においても公開される.

(下記写真の人形は小生が企業人時代の欧州会社(ドイツ、ハンブルグ)勤務時代(1970年代)にポーランドへ数度出張した当時に自分の想い出土産に買って帰った人形.)



テーマ



「阪神淡路大震災の記憶を語り継ぐ」「左手のピアニストを応援する」この二つをテーマに、本格ピアノ映画が誕生した.ショパンの名曲、沼光絵理佳編曲によるラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番ピアノ ソロ・バージョン、近藤浩平作曲による左手のピアノなど全編音楽に満ち溢れ、ピアニストを目指す若き二人の人間ドラマが胸に迫る.監督は、研究技術員として働きながら「週末映画監督」として世界に挑戦してきた女性映画監督、竹本祥乃(よしの).これが初長編作品でありながら、既に世界からの評価を獲得している..」(にしきたショパン・サイトより)https://office-hassel.com/n-chopin/


ストーリー


「凛子(りんこ)と鍵太郎(けんたろう)は幼なじみであり、その独特の風貌から達磨先生とよばれる高校音楽教師のピアノの門下生.鍵太郎のピアノの腕は、門下生の中でも常に一番で、作曲もこなす天才肌だ.鍵太郎の大きな手が奏でるラフマニノフは素晴らしく、テクニックでは誰にも負けない実力を持っていた.対して凛子は、ピアノは大好きだが、不器用でコツコツと努力するタイプ.彼女はショパンに憧れていた.だが、「阪神淡路大震災」そして「局所性ジストニア」というピアニストとしての道を閉ざされかねない大きな試練が二人を襲う.葛藤し、苦悩しながらも二人は「魂に響く音」を追い求めていく.」(にしきたショパン・サイトより)https://office-hassel.com/n-chopin/


左手のピアニスト智内威雄 瀬川泰代 両氏がシナリオ制作に協力.世界には左手だけでの演奏する名演奏家が他にもいる.有名な演奏家では第1次世界大戦で右手を失い負傷した左手だけのピアニストのパウル・ウィトゲンシュタイン

ロケ地

兵庫県立西宮高等学校、神戸女学院大学、夙川公園(阪神香露園駅周辺)、夙川グリーンタウン(阪急夙川駅前)、日本福音ルーテル西宮教会、西宮東卸売市場、医療法人財団樹徳会上ヶ原病院、ピアノ・バーおでんでん


受賞歴

・アントワープ(ベルギー)国際映画祭審査員賞

・コソボ玉座の女王映画祭長編脚本賞

・日本第12回映像グランプリ脚本賞

・ミラノ国際映画祭OFFICIAL SELECTION

・他

監督とプロデューサーの出会い


竹本監督と近藤プロデューサーの出会いは2017年10月に竹本監督が映画「アルカディア」の撮影現場を探して行き当たった場所(レストラン)が、近藤氏の経営だったことで、その時の各種支援が発端で、近藤氏は竹本監督の才能と心意気で意気投合.竹本監督のポーランド映画への想いは、アグニュシュカ・ホランドという、ポーランド人の女性監督の映画を観た時に大変好きになったときからだそうだ.


オンライン・イベント出演者紹介


(司会)定藤博子:阪南大学准教授 (日本ポーランド協会関西センター会員)

(監督)竹本祥乃

(プロデューサー)近藤修平

藤井和夫:関西学院大学名誉教授(日本ポーランド協会関西センター会長)

岡崎拓:羽衣国際大学専任講師(日本ポーランド協会関西センター会員)

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