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  • 6/15/2022 音楽家と作品への雑感「スメタナ」

    第7章 フリードリッヒ・スメタナ Friedrich Smetana (1824年~1884年 60歳没) チェコのパルドウビュッツ州(Litomyšl リトミッシェル)の酒造家に生まれ、単身プラハに出てピアノと作曲を学んだ.ボヘミア地方は当時、オーストリアの支配下にあり、チェコ独立革命運動が盛んで、スメタナも民族運動に加担して、義勇軍のための行進曲を書いたりしていたが、スエーデンのイエテボリに5年間難を逃れて指揮者を務めていた. 作品の中で「モルダウ」が特に有名で演奏される回数も多いが、これは連作交響詩「わが祖国」(全6曲)※①の第2曲目である.改めて全曲(演奏時間80分間)を聴き直してみると、「モルダウ」がエルベ川の上流にあたる大河の激流と小波を見事に表している名曲だと思う一方、他の5曲はチェコ民族の団結を意図して作曲されている感がして、闘争的な旋律や音響を感じる部分が多く、21世紀の現在のロシアによるウクライナ侵攻という理不尽な戦闘行為を目の当たりにしている時期でなく、平穏時に聴くと大変重苦しい感じがするだろうと思った. モルダウ川(Vltava ヴルタヴァ川)はチェコ北部に端を発し、ドイツ東部を流れ北海に注ぐ全長1091Kmの長い川.流域の主な都市はチェコのプラハ、ドイツのドレスデン、マグデグルグ、ハンブルグ.私はハンブルグに1960年代、70年代の2回に分けて5年間住んでいたので、エルベ川には色々な想い出があるだけに作品「モルダウ」を聴く度に思い出が蘇る. ※①連作交響詩「わが祖国」 1「ヴィシェフラド(Vyšehrad)」:プラハの丘の上の城の名前 2「ヴルタヴァ(Vltava)」(モルダウ(Die Moldau)):川の名前 3「シャールカ(Šárka)」:女戦士の名前 4「ボヘミヤの森と草原から(Aus Bo”hmens Hain und Flur)」:風景描写 5 「ターボル(Tábor)」:強く戦ったフス教徒の陣営の名前 6「ブラニーク(Blaník)」:砦のあった山の名前 ※②「ピアノ三重奏曲 ト短調」 各楽器の自己主張と調和とが程よく交差する民族的な旋律の曲. 今回の雑感記録に際して、改めて聴き直した作曲家の作品リストをご参考までに下記、表にした.

  • 9/25/2022 音楽家と作品への雑感 「ヘンデル」

    第9章 フリードリッヒ・ゲオルク・ヘンデル Georg Friedrich Händel (1685年~1759年 74歳没) ドイツのハレにJ.S.バッハと同年に生まれ、ハレ大学で法律を学んだ後、当時歌劇の盛んだったハンブルグに出た.その後、イタリアで活躍後にハノーバー選帝侯の宮廷楽長になったが、間もなくロンドンに出て歌劇を上演しロンドン市民権も得て、生涯ロンドンで活躍することになる.バッハが教会音楽家だったのと対照的に、ヘンデルは劇場又は公開演奏用の作品を中心としていて、ドラマティックで色彩的な要素が強く、特に合唱曲に優れている. ヘンデルの作品を生で聴く機会は、自分の70年位前の若い頃に比べて近年は格段に少なくなっていると改めて感じた.この間にジャズ、ロック、ポップス、ラップなど若者が好む音楽が巷に溢れ、他方でクラシック音楽の生演奏を聴く機会は当時より増えたものの、マーラー、ブルックナー他の新しくステージに上がる機会が多くなった作曲家の作品に比べ、ヘンデルは求めて聴きにいかないと生では聴けない作曲家になりつつあると感じる次第だ.生で聴くにしても、当時のような宮殿の広間(Saal)や 小部屋(Raum)又は教会内で、楽器編成も当時の様式で聴くことは、日本では略不可能となってしまったと感じる.バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、ハープシコードなどの弦楽器のみで演奏されるバッハ、ヘンデル時代の作品は、その端正な形式とテンポ良い曲想の運び、和声的な響きで近年に聞いても何とも聴き心地の良い音楽であると思う. しかし、クラシック音楽を好きになれない多くの人が、ヘンデルなどの音楽を聞くと直ぐに、退屈に感じ面白くないと思うらしいが、私にはその理由を説明出来ない.残念ながら、どうしようもない致し方ないとしか言いようがない. ヘンデルで先ず思い出すのはオラトリオ「メサイア」と「合奏協奏曲」だ. ※①「メサイア(救世主)」は、サー・エードリアン・ボールト指揮のロンドン交響楽団、同合唱団のLondonレコード盤で何度も聴いてきたが、今回、十数年振りに改めて聴き直すと矢張り良い.兎も角、和声とリズム、テンポが今の喧騒の世の中では貴重な精神的静寂の世界に連れ戻してくれる感じがする.特に、ジョーン・サザーランド(ソプラノ)の伸びのある高音の歌唱力には改めてその美しさに驚かされる.演奏はハープシコード、オルガンの音の上に、乾いたトランペットの音色が清々しく響き、歌手と合唱との調和が何とも美しく響く.長編のオラトリオ「救世主」の最後を飾る終末合唱(シュルス・コール)は、あらゆる点から、最も感動的な合唱で、規模も壮大で、まるでミケランジェロの壁画に生命を吹き込んだような名曲と思う. 他に、ザルツブルグのモーツアルト劇場でロバート・ウイルソン演出の公演(2020年1月)ビデオを鑑賞した.メサイアの演技を伴っての合唱、歌唱と管弦楽の形での舞台を観たのは初めてだが、セットや衣装は現代の意匠から遠く離れたSF的な無機質なものであった.音楽だけを聴いて空想の世界で音をイメージするのと、舞台上の具象化された人物などを観ながら音楽を聴くのとは、全く脳裏に映るイメージが違ってくるので、宗教曲「メサイア」は合唱、歌唱、管弦楽だけでの演奏会又はレコードやCDで鑑賞するのが私は断然好ましいと思った. ※②「合奏協奏曲 作品6」:(演奏:イタリア合奏団)を改めて通して聴いた.「メサイア(救世主)」と並んでヘンデルの代表曲だと感じた.「合奏協奏曲 作品6」を約3時間聞き通すのは、生では無理でもCDやレコードで十分に楽しめる長さだ.ワイングラス片手に涼しいそよ風に当たりながら聴けたら申し分のない曲だろうと空想を広げた. ※③「王宮の花火の音楽」:久しぶりに聴く、管楽器群の響き、特に高音のトランペットとホルンの透き通るような響きは悠久の世界観に漲る贅沢感がある. ※④3つの二重協奏曲 第2番ヘ長調(6楽章)及び第3番ヘ長調(6楽章)(Concerti a due cori)::上記に同じ.今の時代に又、直ぐに聴きたくなる音楽. 今回の雑感記録に際して、改めて聴き直した作曲家の作品リストをご参考までに下記、表にした.

  • 3/11/2024 音楽家と作品への雑感「フォーレ」

    第11章 ガブリエル・フォーレ (Gabriel Urbain Fauré) (1846年~1924年79歳没) フォーレはフランスの南西部のパミエ(Pamiers)生まれ. 音楽学校でサン-サーンス (Camille Saint-Saëns) に学びその影響でをうけた.当時はワグナー、ベルリオーズが主流であったが、ドビュッシーに先立ってフランス音楽の復興、隆盛の基礎を築いた. ※レクイエム:3大レクイエムと言われるモーツアルト、ヴェルディ、そしてフォーレの中でも、私が一番好きなのはフォーレのそれであり、演奏はアンドレ・クリュイタンス指揮のパリ音楽院管弦楽団の録音は≪永遠の至福と喜びに満ちた解放感≫として死を表現した名曲・名演奏だと思う. 私は学生時代に混声合唱団に所属していて、フォーレとモーツアルトのレクイエムをステージで歌ったことがあり、それ以来、愛聴している名盤レコードだ. 3曲目のSanctus⇒ Pie Jesu(ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレスの歌声が最高!!) ⇒ Agnus Deiに繋がる ⇒ Libera me(ディートリッヒ・フィッシャーディスカウの素晴らしいソロ)⇒ in Paradismusで天国に昇華. 今回の雑感記録に際して、改めて聴き直した作曲家の作品リストをご参考までに下記の表にした.

  • 12/16/2023 APA コンサート、武蔵野市公会堂

    Brahms op114 を 古泉元子さん(ピアノ)と 齋藤肇さん(チェロ)と弾く.来年4月13日第6回国際音楽祭に於いて同じ曲を小金井宮地楽器ホールで米国で一緒にピアノ・トリオを弾いているチェリストのDr. Steffen Luitzと弾く.ピアノは前回 Mendelssohnでご一緒したプロ級のピアニスト鳥井一行さんにお願いした.今から楽しみ.

  • Copy of 8/15/2023 フィルム・レビュー「バーベンハイマー」

    2023年は『バーベンハイマーの夏』という人もいるかもしれない.まだご存じでない方のために、このブロッグに下記2本の映画が世界的なセンセーションを引き起こした現象に対する私の見解を投稿した. 7月に『バービー』と『オッペンハイマー』いう2本の高額予算を獲得して制作された映画が同時に劇場公開された.どちらも大ヒットしており、どちらもとても良い映画だと思う.まったく異なる2本の映画を観ようと米国全土でファンが劇場に詰めかけている.どちらもハリウッドが提供できる最高のタレントを駆使し、どちらも観客を感動させているが、その理由は全く異なる. バービー PG-13指定 出演: マーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング、ケイト・マッキノン、シム・リウ ジャンル: コメディ、ファンタジー、アドベンチャー 監督: グレタ・ガーウィグ 脚本:グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック グレタ・ガーウィグが実生活のパートナー、ノア・バームバックと共にこの映画の脚本を書いたときは、恐らく二人とも、アイコン人形を描いたこの映画がここまでの成功をもたらすとは想像できなかったと思う. 有名で賞賛されている作家だったため、彼らはこの映画に約1億4,500万ドルという高額の予算を獲得することができた. また信じられないことに、劇場公開からわずか 1 か月後、この映画はすでに 10 億 7,700 万ドルの興行収入を記録した. なぜ? そして、どうやって? 優れたキャストと十分な予算を備えたこの映画は、公開前に多くの誇大宣伝を引き起こした.確かにこれは初期の成功の一部によるものだと思が、それ以上の何かがこの映画にはあると思う.現在、我々は非常に深刻な世界に生きている.よって、今、人々はただ笑いが必要なのかもしれない.また、子供の頃を思いだすノスタルジックな、愛されている人形のようなものは確かに人の心をつかむ方法なのではないか.少なくとも映画の最初は、バービーはまさにそのノスタルジックな対象である.映画が進むにつれて、女性(そして男性)が過去と今日に直面してきた問題も思い出させせる.この映画は風刺と人間性の完璧なバランスが取れていると思う.バービーがバービーの世界から私たちが今住んでいるまさに現実の世界へ旅立つにつれて、たくさんの笑いがあり、また考えさせられる点もたくさん提供する映画だと思う. 予告編: https://www.youtube.com/watch?v=pBk4NYhWNMM オッペンハイマー 「プロメテウスは神々から火を盗み、人間に与えた.そのために彼は岩に鎖でつながれ、永遠の拷問を受けた.」 R指定 出演: キリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー ジャンル: ドラマ, 伝記, 歴史 監督: クリストファー・ノーラン 脚本:クリストファー・ノーラン、カイ・バード、マーティン・シャーウィン この映画はこの不気味なギリシャ神話からの引用で始まり、映画中オッペンハイマーの劇的な生涯を暗示している. この映画は、クリストファー・ノーランと映画の脚本を共同執筆したカイ・バードとマーティン・J・シャーウィンが書いた本『アメリカン・プロメテウス:J・ロバート・オッペンハイマーの勝利と悲劇』を基にしている. この映画は、オッペンハイマーが成人してからの人生に焦点を当てており、その中にはニューメキシコ州ロスアラモス近くに建設された秘密兵器研究所の所長を務めたマンハッタン計画での役割も含まれている.そこで、何万人もの人々を即死させ、太平洋戦争を終結させた兵器の核反応をどのように利用するかを、オッペンハイマーを中心に他の多くの世界中から集められた時代の最も輝かしい科学者達が頭を悩ましていた. この映画を観て驚いたのは、自分が「原爆の父」のことをこんなにも深く考えてしまったことだ. 正直に言うと、この映画を見るまで、私はオッペンハイマーという人物についてほとんど知らなかった. 私は彼が核兵器創造に貢献した恐怖だけを知っていた.この映画で非常に巧みに描写された彼の人生に対する個人的および外部からのプレッシャーを見て、今では私は彼について全く異なる理解を持っている. 『オッペンハイマー』は 3 時間という長い映画なので、そこで取り上げられたさまざまなトピックについて詳しく説明するのは困難であるが、私にとっては完璧な映画であった. オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィーは特別な評価に値すると思う. 彼はタイトルロールで素晴らしく、オッペンハイマーに似ているだけでなく、その役を演じるのに必要な強さと人間性も備えている. 素晴らしいキャスト、リアルなセットや衣装、効果的なサウンドなど、映画全体がこれ以上ないほど素晴らしい出来であると思う.クリストファー・ノーランがほとんどの映画監督と異なる点の 1 つは、彼が特殊効果に依存していないことで、彼はカメラを通して彼の望むものを手に入れる. 彼の熟練した技術は各フレームに明らかであった. バービーとオッペンハイマーの目覚ましい成功と、その主題がどれほど異なっているかを考えるとき、私は彼らを同一としているものの重要性に衝撃を受ける.我々は私たちの過去を思い出す必要があるということだ. 人生のすべてのことと同様、良いことも悪いことも覚えておくことが私たち人間を人間たらしめるのだと思う. 予告編: https://www.youtube.com/watch?v=uYPbbksJxIg

  • 4/2/2023 日本の春(彦根城の桜)

    日本に居られるのに、掲題のメールを送るのも変ですが、前信の「京都・円山公園の枝垂れ桜」と対になっている気がするのでお送りしておきます. 桜の季節の彦根城を観ようと思っていたことを漸く実行に移すことが出来ました.昨日の日曜日は好天にも恵まれ、片道2時間の列車に揺られて出掛けてきました. 彦根城は外観の美しさと城本来の機能である軍事面にも優れていることで、姫路・松本・犬山・松江と並んで国宝に指定されています.桜とも似合う美しい風景があちこちに観られました.

  • 3/30/2023 京都・円山公園の≪枝垂れ桜≫

    京都・円山公園の≪枝垂れ桜≫を観てきました. 現在の大木は二代目で、初代は昭和22年(1947)に樹齢220年で枯死してしまいましたが、その初代の種子から大事に育てられた桜が、樹齢約80年を数える大木に成長しています. 満開の時に好天の下で観たいと思っていましたが、コロナ禍で叶わず、本日やっと念願かなって満喫してきました.

  • 1/23/2023 布施明ライブ・ツアー「よみがえれ昔日の情熱」

    1月23日、調布市で開催された布施明ライブ・ツアーへ行く機会があった. ワイフが見つけてすぐ予約したのだが、テーマが「よみがえれ昔日の情熱」というものだったので、我々がよく耳にしていた曲が多いのかと期待していたが、もっと広いレパートリーで、小生が知っていたのは「シクラメンのかほり」と「霧の摩周湖」自身でそれと「マイウエイ」(日本語歌詞)くらいだった.エンデング・ナンバーはイタリア語で「Time to say goodbye」.たっぷりと、またある種の安心感をもって2時間を過ごすことが出来た. 自分としては持ち歌に限らずもう少し広い選曲(ジャズナンバーなども)を期待していたのだが、それは別として、圧倒的な声量はまさに驚きの一語.あと2年でデビュー後60年、後期高齢者になったというのはまさに驚きだった.最近、自分たちの世代の歌手が引退することが多く、そのお別れ的なショウやコンサートに出合うことがあるが、同年代であっても声量が落ちたなあ、と感じさせられたことも少なくないので、特に感じたのかもしれないが. 小生、うかつなことに彼が三鷹市出身、地元府中の中学校へ通ったという事を知らなかったが、ユーモアたっぷりなトークもなかなかで、学生時代までの地元の話も好感を持って楽しむことができた.しかし話が進むにつれて、彼自身が昨今の日本のありように不安を持ち、また我々の時代、つまり昔日の良き社会の復活を望んでいることが胸に響いた.英国人女性との結婚もあり、ニューヨーク(あるいはハリウッド)生活も長かった経験もあることだろうが、そういう思いがこのツアーのタイトルになっていたのだ、ということを改めて知った.まだまだ、引退には早い.好漢、幸あれと思う豊かな気持ちで帰途についた.

  • 1/4/2023 第8波コロナ禍の中での帰国 ― 雑考

    丸3年ぶりの帰国.シリコンバレーにおける感謝祭、クリスマス休暇前後の雑踏、交通渋滞、殺気立った人の気配を避け、第8波コロナ禍の中、心配ではあったけれど思い切って帰国した.月一でヘルパーさんに通空通水はお願いしていてもやはり3年間住人のいないマンションに起こる予測できない水回りに関する事故の心配もあり、このタイミングでの帰国は結果的には正解だった.給湯器もこの折に新しいものに変えた.この品薄の時期に東京ガスのサービスには脱帽.また今回は日本アマゾンの宅配サービスも大変に重宝だった. Zoom等の便利なコミュニケーション・ツールは多々あれど、face-to-faceのコミュニケーションは段違いに効果的である.ましてやアンサンブルを弾くとなるとその効果は拡大.今回の帰国は母の13回忌が本来の目的ではあっても、アンサンブルの練習、友人、従妹、家族との観劇、歓談、会食と忙しくも楽しい6週間であった.但し、今回特に感じたことは3年間米国内にとどまり遠距離の旅行を控えていたこともあってか体力の落ちには驚愕した.コロナ禍以前は時差にしても、長旅の疲れにしてももっと早く調整ができたのに今回はいつまでたっても時差ボケ、旅の疲れが残っていた.3歳としをとったことにも起因しているとしても体力維持は2023年の課題だと思っている. 今回、大変に嬉しかったのはアンサンブルの仲間が増えたことである.(東京都)中央線近辺の住人からなるAPAのメンバーが主だが、新しくチェリスト(経験豊かで非常にお上手なプレーヤー)とフルーティストと練習する機会を持て、2023年4月の国際音楽祭において新しいプレーヤーとアンサンブルができることが今から楽しみだ. 米国においては2022年2月のコンサートで一緒に弾いたNormが腱鞘炎で続けることが無理となり非常に落胆していたところ、幸いにも米国のAPAのメンバーのピアニスト(若いピアニスト、Andrew)とこの1月半ばからメンデルスゾーンのピアノ・トリオ(OP49)の練習を始められることになった. 滞在中見聞した日本の現況は恐らく世界のそれと良く似たものだと思う.まず、防衛防衛費拡大増額、原発再稼働、物価高、不況、失業率の増加、貧困層の拡大、統一教会問題、等々の問題が山ずみの中で国民の政治・政治家不信は顕著である.少子老齢化、コロナ禍で顕著となった教育問題、なども全く方向性が決まらない中、ある意味で国民の怒りと諦め、或いは方向性が見えないための混乱もあるようで世相はあまりよくない.日本経済の見通しもつかない中、メディアではアンチ・エスタブリッシュメントとしてなんといった方向性も示さず単に屁理屈を述べる評論家が多いように見受けられた. 戦後78年が過ぎ、現在日本は政治、経済、社会、またそれに伴う基本的な価値観の変換の過渡期にいる.様々な問題を抱えている社会ではあるが(最近やや変わってきたとはいえ)日本は安全で、清潔で、食事が美味しく、知的レベルも高く、マナーの良い ”パラダイス” だと思う.日本国民の ”民度” が高いという意見をよく聞くが、今後その民度の高さを保持して、長期的に(独自に)発展していける国の舵取りは難題で楽観的には語れないと思った.読者の皆さまのご意見を伺いたい.本年も変わらずよろしくお願いします. 1/9/2023 コメント 飯田武昭 1/12/2023コメント Yuki T.

  • 1/12/2023 体力の衰えについて、1月4日編集者のブロッグへのコメント

    体力の衰えについて (1月4日編集者のブロッグ) 私がジムで言われたのは、一日一度は汗をかかなければCardioのエクササイズに欠いてしまい体力も筋力も衰えると. 家の中でスクワットと膝をついて腕立て伏せを50回ずつ、そしてロシアン・ツイストを100回、これだけでも汗が出ますので、運動できない日は寝る前にこれをしています. 外を歩く時は早歩きでこれも汗がでるくらい、だそうです. ご参考まで.

  • 1/9/2023 最近の日本、1月4日編集者のブロッグへのコメント

    3年間のブランク後の日本の印象は大変参考になります (1月4日編集者のブロッグ). 略、私も同じような感覚で毎日を生活しています.物価高、少子化、技術開発力及び生産力の沈下が進むこの日本をどのように再興するか.道筋を全く示せずに政治はその日暮らしで進んでいる感じがします. 食料自給率の低下と本質的な低さ、エネルギーの外部依存、自然災害の多さと災害規模の順次拡大、どれをとっても根本的に30年~50年単位で、それこそ骨太の方針を立てて掛からないと解決できない問題ばかりです. インフレは何が主な原因かを政治家は考えていない可能性が高いです.今回の日本のインフレはロシアのウクライナ侵攻より少し前から始まっており、その後に急速な円安が進んでいるので、分析すれば、略、因果関係は明示できると私は思っています.それなしに、賃上げをインフレ率以上に挙げよと政府が言っている事自体は極めて奇妙で無責任です.インフレが今後どうなるかを予測せずに賃上げを続けられる企業は極ごく一部の大企業だけの筈ですが・・・.

  • 1/9/2023 反田恭平の音楽観と行動力

    最近の音楽番組を垣間見ているとピニスト反田恭平(28歳)※(注)の活動の着眼点の良さ、活動範囲の広さに特別の興味を惹かれることが多い. 反田恭平氏は言わずもがな、一昨年(2021年)第18回ショパン・コンクールで第2位を獲得したショパン・ピアニストであり、それだけでも彼の演奏会は日本及び世界各地でびっしりと組まれている筈だと思う. しかし、最近テレビで目にする彼の活動範囲は、私の想像を超えて広く、深く、それらを何気なく自然体でやっているように見えるところに凄く惹かれる. 恒例のウイーンフィル・ニューイヤー・コンサートでは会場の ウィーン楽友協会大ホール(Wiener Musikverein)で、リハーサルから本番まで聴衆として聴く一方で、NHKのLIVE放送のコメンテーターとして会場と特別室を行き来していた.同氏は元々、音楽を指揮者の立場で考えることに興味があることを、色々な場で発言しているので納得できる.この放映ではウィーンの同氏の自宅がちょっと紹介された. ウィーン同様、同氏が奈良県に活動の場を広げているのは以前から知られていたが、先日の「題名のない音楽会」で彼の奈良での活動の一端が紹介され興味が沸いた.ホルンという楽器がヨーロッパ中世の貴族が鹿狩りに使う楽器だったことは知っていたが、同氏はホルンを奈良公園の鹿寄せに使うことを考えて実施してみたら、見事に鹿の群れが集まって来た情景が映されていた.更に、老舗の奈良ホテルには大正11年(1922年)にアインシュタインが弾いたピアノがあることは以前から知られているが、このピアノを使って同氏がショパンを演奏したことも番組で披露された. どちらも、目新しいことではないが、実際にこれまで誰も行動に移してこなかったことを、同氏は外連味なくさっさとやってしまう着眼点の良さと行動力に、私は特別の新鮮さを感じる. 奈良県はその歴史的価値の高さの割に、京都に比べて交通の便や道路の狭さ、宿泊施設の少なさ等で観光客数が京都より少ないことが言われている.しかし、同氏のような取り組みは奈良県の持つ本来の魅力を外部に発信するには大変に良い企画・発想であると私は思う. (1900 年頃製作されたニューヨーク・ハリントン社製アップライトピアノ) 直、同氏はJapan National Orchestra株式会社(以下、JNO)を設立している.工作機械大手のDMG森精機株式会社の出資により設立され、国内外で助成・支援活動を行っている一般財団法人森記念製造技術研究財団と、自らが代表を務める株式会社 NEXUSの出資により実現.代表は反田氏とDMG森精機 専務執行役員の川島昭彦氏が務め、反田氏とJNO所属のソリスト17名で構成される.JNOは、DMG森精機の創業地・奈良を本拠地に、持続的で発展的な音楽活動を行い、将来的にはアカデミーの創設も目指しているという. 現在の日本には将来を嘱望される若手音楽家が多く見られるが、その中でも反田恭平氏はその着眼点、活動範囲の広さ、実行力では驚くほどの動きをしているので、特に注目して行きたいと思っている. ※(注)反田恭平プロフィール:北海道札幌市生まれ東京育ち.桐朋学園大学からモスクワ音楽院に進み、第18回ショパン国際コンクール第2位.小林愛実(27歳、第18回ショパン国際コンクール第4位)と今年(2023年1月1日)に結婚している. 昨年(2022年)11月に私は小林愛実ピアノリサイタル(@いずみホール大阪)を聴きに行った.

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